自分を表現したいすべての人を応援するファッションブランド

アパレルブランド「The Phluid Project」のWEBサイトを初めて見た時、正直に言って、特に引かれる部分はありませんでした。ただコンセプトや商品を紹介しているどこにでもあるページという印象でした。

でも、洋服や小物が紹介されている面を見ると、どこのサイトにもあるはずの表示がなかったのです。あまりに主張しなさすぎて、すぐには気づけませんでしたが……。

このサイトでは、どのアイテムも男女で分けられていないんです。性別で着る服の好みが左右されないようにということです。その根底にあるのは、恐れずにもっと自分をオープンして表現しよう、というブランドコンセプトです。

©The Phluid Project
©The Phluid Project
©The Phluid Project

ブランドスタッフのRobさんは「ファッションにおいて若い人たちは特に、男女間の違いをあまり意識していないと思うんです。であれば、既存の“境界線”を無くしたらいいのではと考えました。その方が、買い物だって簡単に済ませることができますし」とコメントしています。

また、「The Phluid Project」はジェンダーだけにフォーカスしているわけではありません。体型もそう。従来のサイズ表記は採用せず、00から6まで、当ブランドだけのサイズを展開しています。1が通常でいうMサイズというから、あらゆる体型の人が服を楽しむことができます。

性別や体型が理由で、気に入った服を着ることができないのは悲しいですよね。ここでも、着る人がファッションで自分を表現できないなんてことがないよう配慮されています。

©The Phluid Project
©The Phluid Project

「The Phluid Project」は、オンラインだけではなくNYに店舗も設けています。皆が心地よく自分を表現できるスペースをつくりたい、彼らを応援したい、そんな思いからなんだとか。

ファッションにおいて男女間を気にしないというのなら、その概念じたい取っ払ってしまおうという考えと実行力。どこか爽快感がありませんか?

Top image: © The Phluid Project
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。