ウクライナに笑顔を!「ZOZO」がチャリティーTシャツ製作
ウクライナの民話に『てぶくろ』というものがある。
降り続く雪のなか、おじいさんが落とした手袋がひとつ。そこにネズミがやってきて、手袋の中に潜り込み「ここに暮らすことにするわ」。するとカエルがやってきて、「ボクも入れてよ」。さらにウサギやキツネが次々とやってきて……最後はクマまで入ってしまう。
表情豊かな動物たちが極寒の冬をてぶくろの中で過ごす、ハートウォーミングな物語だ。興味ある方はぜひ「子ども向け絵本、てぶくろ」で検索してみて欲しい。
ロシアによるウクライナへの軍事侵攻が始まって以降、図らずも話題を集めることになったこの絵本。
いま、世界各地から小さくも温かい“てぶくろ”が、戦火に暮らす人々へと寄せられている。
もちろん、ここ日本からも。
すでに目にした人も多いはずだが、ファッション通販サイト「ZOZOTOWN」はいち早く、チャリティーTシャツを製作し予約販売を開始した(2月28日より)。
売上金の全額が寄付となり、特定非営利活動法人 ADRA Japan(Yahoo!ネット募金の登録団体)を通じてウクライナの人々へと届けられるという。
予約販売期間は3月14日(月)23:59まで。
そういえば、おじいさん、おばあさん、孫、イヌ、ネコ、ネズミが協力して、大きなカブを引っこ抜いて、最後はおいしいスープをいただく。あの絵本はロシアの昔話がベースだったっけ。
「ともに力を合わせる」とは、なんなのか? 奇しくも子ども向けの絵本があらためて、その意味を深く考えさせるきっかけを与えてくれる。
雪解けの春がかすみ空の向こうに広がる景色を、いつだってボクたちは信じていたい。
『ウクライナ人道支援チャリティーTシャツ』
【予約販売期間】2022年3月14日(月)23:59まで
【商品お届け期間】5月下旬を予定
【販売価格】2020円(税込)
【サイズ】大人サイズ(XS/S/M/L/XL)、キッズサイズ(100/110/120/130/140)
【特設ページURL】https://zozo.jp/ouen/