インスタより「閲覧注意」とされた、ステラ・マッカートニーの覚悟の投稿

10月31日〜11月12日までグラスゴーで開かれている、COP26(第26回気候変動枠組条約締約国会議)。

環境保護にとっての要となる重大な会議に合わせ、ここ最近は世界に危機感を訴えるための様々な活動が行われている。

なかでも大きく動いた一人が、ファッションデザイナー(同名ブランド)のステラ・マッカートニーだ。

7日に彼女のインスタグラムより公開されたのは、一本の衝撃的な動画

COPへの提言として投稿された動画に映し出されているのは、動物素材使用の背景にある、恐ろしく残酷な実態。生々しくグロテスクな映像は、まさに「衝撃の一言」だ。

ファッションブランドの公式アカウントから発信されたものとしては異様で、生半可ではない、ステラの“本気の危機感”が伝わってくる。

サステイナブルファッションの先駆者であり、かねてより情報発信にも積極的だった彼女ではあるが、この動画のメッセージはその中でも極めて強いもの。

先日のケリングの発表をはじめ、ファッション業界の環境意識・サステナ化は進歩しつつあるが、彼女曰く、それはまだ「十分とは言えない」とのこと。

COPへメンションまでつけた投稿は、過激とも捉えられる内容だが(実際にインスタグラムより「Sensitive Content」のラベルを貼られ、閲覧注意状態となっている)、人々に本気で危機感を訴えるならこれくらい必要ということなのかもしれない。

有名で発信力があるブランドがこのような取り組みを行うことは、人々が日々を過ごすなかで、動物や環境に対して意識を持つきっかけに繋がるはず。

ただのファッションデザイナーの枠を超え、アクティビストとして一歩進んだステラ・マッカートニー。彼女の声がCOPへ届くことを願いつつ、彼女のこれからの発信に期待したい。

ここでは、動画のURLのみ貼らせていただきます。

※インスタグラムからの閲覧制限に加えてキャプションにも「CONTENT WARNING: Extremely graphic animal cruelty.」と記載されている通り、極めて残虐で痛々しい内容。観る際は注意した上で、どうか自己責任でお願いします。

https://www.instagram.com/tv/CV0mY0HolaQ/?utm_source=ig_web_copy_link

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