みんなパラマウントプラスのトリコ、Z世代は腹ぺこ。
今年、いちばん時間を溶かされたアプリは?
今年、いちばん助けられたサービスは?
今年、いちばん名前を聞いたブランドは、なんだった?
米調査会社「Morning Consult」が発表した「Top 20 Fastest Growing Brands 2021(2021年にアメリカで急成長したブランド20選)」のなかに、あなた一押しのブランドも見つかるだろうか。
このランキングは、さまざまなブランドごとに「購入を検討する」と答えた消費者の割合が、1年間でどれほど増加したかを測って作られたもの。
つまり、この1年におこなった訴求・認知アプローチで、ユーザーの心を射止めた企業や製品がわかるというものだ。
同社は、2021年を「暗号通貨、フィンテック、デジタルペイメントの年」「ストレスや不安から、(新興よりも)すでに使用している製品やブランドに頼る傾向が見られた」とまとめている。
しかし、全世代のユーザーのあいだで購入検討率が大きく飛躍したのは、今年3月に生まれたばかりのストリーミングサービス「Paramount Plus」だった。
いまや200以上とも言われる競合サービスのなかで、映画、テレビ番組、スポーツ中継、ニュースを組み合わせて提供することで、ユーザーの心を掴んだとされている。
さて、興味関心や暮らしぶりが垣間見える、世代別ランキングも見てみよう。
Z世代のランキングで目立つのは「Wendy's」「Chipotle Mexican Grill」「Snickers」「Ruffles」などのファストフードやスナックブランド。
食品・飲料アナリストのエミリー・モーキン氏によると、ゲーム作品への登場や、個性を尊重するキャッチコピー、サステイナブル化などの、Z世代の価値観にマッチする施策が功を奏したとのことだ。ちなみにこのケーススタディのタイトルは……「Z世代は腹ぺこ」。
ミレニアル世代では、TikTokが前年比8.1ポイントの伸びを記録し、「学生だけでなく、大人も見るもの」としての地位を確立している。
ちなみに、その上のX世代(1965〜1980)、ブーマー世代(1946〜1964)のランキングにも、TikTokがイン。孫がおじいちゃん・おばあちゃんと、成人した子どもが親と、好みの動画を送り合うというのが当たり前になりつつあるのかもしれない。
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