SDGsについて日本企業の本音が見える?経営層・管理職1000人への調査結果

自社におけるSDGsやサステナビリティの取組みに対する意識や行動に関するインターネット調査が、一般社団法人「Earth Company」により日本企業の経営層・管理職 1000人を対象に実施された。

回答した経営層・管理職のうち、47%が「自社の取り組みはグリーンウォッシュ・SDGsウォッシュになっていると感じている」と回答。

また、48%は「SDGsやサステナビリティの重要性に共感していない」と答え、SDGsを理解し本質的に取り組むことに前向きな経営層・管理層は全体の約半分という結果が明らかに。

©一般社団法人Earth Company

また、今回のインターネット調査では、上場企業・非上場企業に分けた集計も実施。

「自社の商品やサービスがサステナブルなものだと思いますか?」という質問に対して、50%〜60%の経営層・管理職は「どちらでもない」または「そう思わない」と回答。特に非上場企業では自社の商品やサービスがサステナブルだと思う割合が小さくなった。

©一般社団法人Earth Company

企業の経営層・管理職や企業そのものも、取り組もうとしている姿勢は見えてくるのだが、十分にできているかという点では、低調な回答になることが見えてきた。

この調査のより詳細な調査結果はこちらから閲覧・ダウンロードできるので確認してもらいたい。

日本におけるSDGsの認知度86%と、この数年で急上昇している。一方で、今年6月に発表されたSDGs達成度の国際ランキングで日本は19位(「SDG Index and Dashboards Report」2022年版)と遅れをとっている。

こうした日本の現状に対し、企業の課題意識や取り組み関する実態を把握へ実施された今回の調査。

「うん、知ってるよ」——。

そんな声が聞こえてきそうだけど、分かってるだけで放っておいていいか、現実をあらためて直視しないとなって思わされるデータではないか。

Top image: © 一般社団法人Earth Company
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