在宅勤務の「快適さ」をオフィスに!いま、「ワークレジャー」に夢中

世界的にパンデミックが明けて久しい昨今。“リモートワーク慣れ”した労働者たちが何を着て元のオフィスへと戻り仕事をするかについて、従業員の自主性がファッションに変化をもたらしているようだ。

たとえば「ビジネスコンフォート」「パワーカジュアル」そして、近ごろ「ワークレジャー」という新たなスタイルが確立されているらしい。

『Bloomberg』によるとワークレジャー(Workleisure)とは、革新的な素材をベースにプロフェッショナルなルックスとリラックス感をほどよく融合させ、在宅勤務のような快適さをオフィスにもたらすスタイルだとか。

過去数年間のうちに多くの労働者たちは快適な服装に慣れ親しんでいて、それをそのままオフィスにも持ち込みたいと考えている証拠だとファッション評論家らは分析する。現にアメリカでもパンデミック回復以降、職場での服装規制は緩和傾向にあり、仕事をする環境の変化は従業員により自由なスタイルを提供するきっかけとなった様子。

さらに報道によると、多くのアパレル企業が自宅やフィットネススタジオで着用しているようなアウトフィットと同様のアイテムをリリース。体温調節や通気性に優れた素材を活かし、快適さに加えスタイルを兼ねたデザインを追求し、オフィスにおいても快適性に着目したパフォーマンスウェアを送り出している。

ファッションメディア『FASHIONISTA』も「ワークレジャー」のトレンド拡大を示唆。もちろん、この新トレンドがすべてのビジネス環境に適用できるわけではないが、こうしたトレンドにより、オフィスでの服装に対する価値観は変化し、従来のビジネススーツに代わって、より自由で動きやすいアプローチが求められるようになりそうだ。

コロナ以降、職場環境の柔軟性が求められるようになった気がします。自分勝手では本末転倒ですが、高機能下着や多機能バッグと同じように幅広な「ワークレジャー」が日本でももっと受け入れられる世になれば、オフィスカジュアルとはまた別のビジネスシーンでのスタイルが確立されそうですね。

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TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。