インドネシアの「マクドナルド」がJ-popを起用。裏には巧みな戦略が……

インドネシアの「マクドナルド」に登場した、「Taste of Japan burger(テイスト・オブ・ジャパン・バーガー)」。その広告が“かなり攻めている”と話題になっている。

同商品のプロモーションに採用されたのは、「Nihon No Fureeba」というJ-popソング。最後まで字幕含めて日本語で展開されているこの動画、「未翻訳の広告」と題され、本国の字幕もなしでリリースされているのだ。

「すべて日本語だと、ほとんどのインドネシア人にバーガーの魅力が伝わらないのでは?」と思ってしまいそうだが、結果はなんと大成功。同国の「マクドナルド」の売上は、111%以上アップしたという。

この広告を手がけた「Leo Burnett」社のRavi Shanker氏は、「インドネシアでは日本のポップカルチャーが大人気で、みんな意味が分からなくてもJ-popソングを聴いたり歌ったりしている」と述べている。

つまり、ひねくれた解釈ではあるが「J-popと紐づければ、意味なんて分からなくてもみんな飛びつく」ということなのだろうか……?

ちなみに、以下が実際の広告(というかMV)だ。どこか懐かしいJ-popのMVを連想させる映像表現を、一度見てみてほしい。

© McDonalds ID/YouTube
Top image: © Affandi Rahman Halim/Shutterstock.com
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