パリッ、ザクザク、くしゃっ、ホクホク……これ全部、ポテチが奏でる音。

「カルビー株式会社」がジャガイモを極限まで薄くスライスした、軽~い食感が特長の「ポテトチップス 超薄切り」を開発。すでに今月より全国のコンビニエンスストア先行で発売開始したので、もう食べたよって人も多いことと思います。

©カルビー株式会社

フレーバーは「こだわりしお味」と「はちみつバター味」の2種。その味わいは実際に食べていただくとして、ここでご紹介したいのはこだわりの味ではなく、その食感のほう。

カルビーがこだわる
“食感の狂気”

新商品のコンセプトは、まさに軽~い食感。

独自の「THIN製法」を採用し、ジャガイモを極限まで薄くスライスすることで、これまでにない“くしゃっと食感”を実現したんだそうです。なんでもカルビー史上最薄を実現したのこと。カリカリ食感が特徴の定番商品「堅あげポテト うすしお味」と比較しても半分の厚みなんだとか。

じつのことろ、この「ポテトチップス 超薄切り」は、かつて史上最薄であった「シンポテト」をリブランディングしたもの。当時初となるフライ技術の導入や油の改良、数百回の試作を繰り返すなど約6年もの歳月をかけ、実現した独特の軽い食感。それを令和の時代に再構築したのが、今回の「ポテトチップス 超薄切り」というわけ。

どこまでも薄さにこだわり、それを極めようというカルビーの“執念”に感服です。

ところで、ポテチといえばフレーバーも然ることながら食感も大切ですよね。そうしたニーズをちゃんと捉えているのがカルビーさん。どうやら、新たな“食感バリエーション”開発にも余念がないようで。

たとえば、王道「Calbeeポテトチップス」のパリッ食感からはじまり、「ポテトチップス ザ厚切り」のザクッザクッ食感、「ポテトデラックス」ではホクホク食感など、延べ10種の食感バリエーションを開発。ジャガイモの種類からチップスの形状、フライ製法からなる食感の違いをご丁寧に図にして示してくれています。

ポテチに対応するオノマトペがこれほどあったとは……感動すら覚えてしまいます。

©カルビー株式会社

ともあれ、「カルビー」はこのようにして世の食感好き界隈の期待に答えるべく、商品開発(もはや食感開発)を続けているんですね。かくいう筆者も、食べ物そのものではなく“食感を食べている”といった表現がふさわしい食感マニア。贔屓目にみても、カルビーのこの取り組み、お見事としか言いようがないです!

スナック菓子はフレーバーだけでなく、食感で。そんな楽しみ方、いかがです?

Top image: © カルビー株式会社
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。