琉球ガラスとサンゴが奏でる沖縄の涼音「海風風鈴」
夏を感じる方法は、いろいろだ。
花火大会がなくたって、海やプールで泳げなくたって、この音を味わうことでだって、夏を感じることはできるよ。
それは、「風鈴の音」。
日本の夏の風物詩、風鈴は、かつて中国から伝わった青銅製のものが起源とされていて、よくないものを運んでくる強い風から身を守る「邪気除け・魔除け」として飾られていたとの説もあるんだとか。
今では銅や鉄、ガラスや真鍮、陶器などさまざまな素材のものが作られているだけじゃなく、世代を超えて楽しむことができるユニークなデザインのものもたくさん。奏でる音が自然な涼をくれる、とっておきの風鈴をご紹介します。
海の音、色、風。沖縄の
いろんな顔が思い浮かぶ
飛行機に乗って行けなくたって、感じることで、大好きな場所はすぐそこにあるように思う。この夏たくさんの人が旅行を諦めた沖縄だって、例えばこんな風鈴という形で、すぐそばに感じることができるかも。
この「海風風鈴」が作られているのは、目の前に東シナ海が広がる沖縄・読谷村の工房。琉球ガラスでできた水色の本体に、薄く泡模様を入れ、さらに青や緑のラインを流すことで沖縄の海を表現し作られているんだとか。
季節や天気、同じ日でも時間によっていろんな表情を見せる沖縄の海。同じようにこの風鈴も、一つ一つ手作りされ、それぞれの表情を持っている。
そして、言わずもがな注目してしまうのがこの「鳴らし」の部分。
「サンゴ」を使って作られているそうで、これが琉球ガラスにあたることで生まれる音色は、クリアで涼しげだけど、素朴でもあり、なんだか温かい気持ちにもなるものだ。
音色と共に、沖縄ののんびりとした空気まで運んできてくれるみたい。それってまるで沖縄の方がこちらにやって来てくれたかのようじゃない?
さらに数日一緒に過ごしていると、この音色にはもっといろんなことを感じるようになる。うまく言葉で言えないけれど、それはたぶん沖縄の綺麗な景色以上の何かだ。
みんなもきっと、感じるよ。「海風風鈴」は、税込4,200円。RYUKYU GLASS WORKS 海風の店舗またはオンラインショップなどで購入できます。
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2020年8月31日(月)23:59です