沖縄が好き? だったらぜひ聴いて欲しいラップがある『沖縄愛』
夏になると行きたくなるところ。そう常夏の島、沖縄。あの島の青く、透き通る空と海に憧れたことはあるのではないだろうか。
そんな沖縄は、辛い歴史を抱えている島でもある。
今日、6月23日は「慰霊の日」。沖縄戦が終わったとされ、沖縄県の条例では公休日に指定されている日だ。
そんな日に、ぜひ聴いて欲しいラップがある。
© CHOUJI / YouTube
このラップは、沖縄の歴史と今をこれ1曲で網羅できるほどに、いろんな情報や思いが詰まっている。
「俺たちのまち、沖縄のストーリー」とビートにのせて歌うのは、ラッパーCHOUJIだ。石垣島出身で、現在は沖縄本島を拠点に活動している。
歌中には、在日米軍基地に言及したリリックもある。
「外人の友だちもいるし、軍人と結婚した友だちもいるし……。つまり答えなんかは簡単に言えないもんだろ」は、戦後78年の現代沖縄に生きる人々の複雑な心境を反映しているといっても過言ではないだろう。
「お前らの目にはどう映るこの街は?」と強く問いかけているのも印象的だ。
助け合うという意味の「ゆいまーる」という言葉を用いて、沖縄への愛とリスペクトを表明している歌詞にも注目して欲しいところだ。
沖縄の過去とリアルと、そして沖縄への愛情が詰まったラップ『沖縄愛』は、11年前に公開された。この歌は、時が流れてもなお、「沖縄のストーリー」を聴けるラップとして存在し続けている。
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