クラシックコンサートって、音楽を聴くだけじゃなかったんだ…!

重たいブリーフケースを持ち歩き、移動は常にハイヤー。夜は、都内のホテルや料亭で会食。エグゼクティブと呼ばれる人たちを思い浮かべた時に、私の中で先行したイメージがこれでした。

でも、それはあくまで個人的もしくは世間一般のイメージであって、私はまだ知らない世界が彼らには広がっていたのです。それは、「東京フィルハーモニー交響楽団(東京フィル)」の演奏会場でした。

© 2018 上野隆文

その会場は、京王新線の初台駅の近くにある「東京オペラシティ コンサートホール」。

そもそも、小学生の時に親に演奏会へ連れて行ってもらって以来、クラシックとは無縁だった私がそこへ行くきっかけとなったのは、「クラシックコンサートは音楽を聴くだけの場所じゃなくて、普段は会えない人たちと会える、ネットワーキングができる場所なんです」という言葉を聞いて興味を持ったからでした。

楽天の会長兼社長で東京フィルの理事長である三木谷浩史さんも、足を運ぶことがあるそう。また財界のトップも、年に6〜8回ほど公演を聴ける定期会員となり、会場へ行っているのだとか。

会場内には、タキシードやドレッシーな格好をした人が多いだろうと思っていたけれど、実際にはジャケットだけ羽織った人やオフィスカジュアルといった格好をしている人がたくさんいて、「敷居が高い」というクラシックコンサートに対する私の固定概念は、あっさり消えていきました。休憩所には、スタンディングテーブルの周りに人が集まり、皆リラックスした様子で近くにいる人と会話をしていました。

© 2018 上野隆文

そして、印象に残ったのはやっぱりコンサート。

ベートーベンやモーツァルトなど、有名な作曲家の代表作は網羅しておかなければ楽しめないとばかり思っていましたが、そんなことはありませんでした。終始、演奏の強弱や速さが変化するダイナミックな音を聞いていたら、曲を知らなくても気づかないうちに引き込まれていたんです。「途中で眠くなるかも……」なんていう開演前の心配も、無駄だったようです。

世界で活躍したければ
「教養」を身につけよう

ビジネスパーソンとしては、仕事のスキルやコミュニケーション力を磨くのはもちろんのこと、クラシック音楽に触れることで、世界が広がっていくことでしょう。

東京フィルの広報渉外部部長、松田亜有子さんによると、ニューヨークではウォールストリートなどで働くビジネスパーソンも、クラシック音楽を聴きにでかけていて、そこでネットワークを構築しているのだそう。世界のトップクラスのビジネスパーソンは、ただバリバリと仕事をこなしているだけではなく、こうして自らの教養を深めているようです。

既に気づいている人もいるとは思いますが、広い知識がある彼らと仕事をするために必要となるのは、語学を磨くことだけではないはず。文化や政治、幅広い分野でコミュニケーションをとれることが重要だと思うのです。

ということで、仕事が終わり、いつもの仲間といつもの飲み会をするのもいいけれど、まだ知らない新しい世界は、思っているよりすぐ近くにありますよ。

Top image: © 2018 上野隆文
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