クラシックゲームが現代テクノロジーで蘇る「Analogue Duo」が待望の発売

ゲーム業界を発展させ、ついにはスポーツと呼ばれるまでに成長させた裏には、常に“オタク”と呼ばれる人たちの存在がある。

ゲームといっても、格闘ゲームからRPG、アクションからシミュレーションまで多岐にわたるが、なかでもコアなファンを持ち続けるのがレトロゲームオタク、つまりは、今は懐かしい「ファミコン」や「セガサターン」、「PCエンジン」といった名作ゲームコンソールに愛着を持つ人たちだ。

そんなマニアたちの間では、知らない人がいない存在といっても過言ではないのが、「Analogue」。米国で2011年に設立された会社だ。

同社は設立以来、クラシックゲームの復興を目的に、さまざまなデバイスを世に送り出してきた。

そんな同社が兼ねてから開発を続けてきた渾身の製品が「Analogue Duo」。先日突然の情報解禁を行なって、多くのゲーマーたちの間で話題となっている。

©2023 Analogue

本製品のことを簡単に説明すると、CD-ROM2に対応したFPGAベースのPCエンジン互換機だ。

専門性の高い分野なので、細かい説明は割愛させて頂きたいが、PCエンジンは、北米市場では「TurboGrafx-16」の名前で発売された経緯がある。また一部のゲームは日本でのみ発売されていたり、RAMを増設しないと遊べない仕様のソフトウェアもあったという。

本機では、それらのPCエンジン系列機のハードウェアをFPGAチップで再現しており、ほぼすべてのゲームカタログを昔のカートリッジのまま、直接本体に挿してゲームを楽しむことができる。

オリジナルのHuカードからCD-ROMドライブのほか、画面出力にはNTSCやPAといった旧式のもの、また昔のコントローラーを直接繋いで遊ぶことが可能なのだ。

©2023 Analogue

もちろん本機を現代に蘇らせたのは、最新のテクノロジーとの併用も兼ねてのこと。HDMIポートは信号劣化ゼロで最大1080pの解像度を出力し、SDカードスロットや有線コントローラー用のUSBポート×2も備えている。

Bluetoothを利用することで、無線コントローラーで本機を利用することもできるらしい。

これまでの同社製品は、販売開始後すぐに完売してしまうほどの人気だったが、今回は在庫が豊富にあるのか、現在もこちらから予約を受付中。

日本への発送にも対応しているので、レトロゲームマニアの方はもちろん、懐かしのPCエンジンソフトを久しぶりにプレイしたいという方も購入を検討してみて欲しい!

©2023 Analogue
Top image: © 2023 Analogue
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