エレコムより、MagSafeで装着する超軽量スマホクーラーが登場。MagSafe非搭載機種にも対応

スマートフォンは高性能化が進み、ゲームプレイや動画視聴、ライブ配信などの用途で長時間使用されることが増えている。

しかし、伴って「過熱問題」も深刻化しており、過熱によって動作が遅くなったりバッテリー寿命が短くなったりするだけでなく、安全面においても発火やバッテリー膨張のリスクも指摘される。

近年のハイエンドスマートフォンは発熱を抑えるためにソフトウェア制御を行っているが、それでも長時間使用では温度上昇が避けられない。こうした背景から、ゲーマーを中心に、スマホの冷却性能を強化するアクセサリーへの需要が高まっている。

エレコムより「ペルチェ式ハイパワースマホクーラー」が登場

エレコム株式会社は、2025年2月上旬に「ペルチェ式ハイパワースマホクーラー」を発売する。この製品は、ペルチェ素子を利用した高性能冷却機構を備えており、スマートフォンの温度を最大約-20℃まで低下させることが可能である。

ペルチェ素子は、異なる種類の金属や半導体を組み合わせた構造を持ち、一方の面から熱を吸収し、もう一方の面に熱を移動させることで冷却を行う。この技術はCPUクーラーや医療機器などにも利用されており、安定した冷却性能を持つことが特徴である。

© エレコム株式会社

製品の主な特徴

本製品には、以下の特徴がある。

  • 強力な冷却能力: 最大約-20℃の冷却性能を持ち、スマートフォンの温度上昇を効果的に抑制。
  • 軽量・コンパクト設計: 約75gの軽量設計で、長時間の使用でも負担が少ない。
  • MagSafe対応: iPhoneのMagSafe機能に対応しており、マグネットで簡単に着脱可能。Androidスマートフォンでも付属のメタルプレートを使用すれば利用できる。
  • 静音設計: 約22.6dBの低騒音設計により、ゲームや動画視聴時にも快適に使用可能。
  • 安全機能搭載: 異常感知センサーにより、本体の異常高温を検知すると自動的に動作を停止する安全設計。

さらに、卓上スタンドが付属したモデル「P-CLPL02ARMBK」も発表されており、長時間の動画撮影やライブ配信などゲーム以外の用途にも対応。このスタンドは高さ調整が可能で、ユーザーの視線や姿勢に合わせた最適な配置ができるそうだ。

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加速するスマホクーラー市場。大手デバイスメーカーも続々参入中

スマートフォンクーラー市場では、AnkerやRazerなどの企業もペルチェ式冷却ファンを発売している。しかし、エレコムの製品は特に静音性と軽量設計に優れており、日常使用に適した仕様となっている。

また、エレコムは環境認定基準「THINK ECOLOGY」を満たしており、本製品も環境に配慮したパッケージングを採用している点が特徴的である。

スマートフォンの冷却の重要性と今後の展望

スマートフォンの冷却技術は今後さらに進化すると予測される。特に、5G対応端末の普及により、通信負荷の増大が発熱問題を悪化させる要因となる。こうした中で、ペルチェ素子を活用した冷却アクセサリーは、ユーザーの体験を向上させる重要なアイテムとなるだろう。

エレコムの「ペルチェ式ハイパワースマホクーラー」は、その高い冷却性能と使いやすさにより、多くのユーザーにとって魅力的な選択肢となる可能性が高い。

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スマートフォンの発熱問題は、増加し続けるスマホゲーマーたちにとって重要な課題となってきている。本製品は、高性能かつ静音で、MagSafe対応などの利便性も備えている点で優れたものと言える。

今後の市場において、スマートフォンクーラーの需要はさらに高まると考えられ、エレコムの動向にも注目が集まる。

本製品の詳細や購入方法については、エレコムの公式ウェブサイトで確認できる。

Top image: © エレコム株式会社
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