RTX 3050搭載なのにDVI-D端子がある!?「GALAKURO GAMING」より“玄人向け”の新作グラボが発売
ゲーミングPCにおいては常に、なるべく新しく、高品質であることは正義だ。
とりわけグラフィックボードは、進化し続けるゲームの映像美を左右するという意味で重要なパーツだが、自作PCを愛する消費者の中には、並ならぬこだわりを持った“玄人”もいる。
セレクトショップ「玄人志向」が展開するオリジナルブランド「GALAKURO GAMING」より、ニッチな需要に応える新作が登場した。
「玄人志向」から新型グラボが登場
そこには、まさかの「DVI-D」端子が……!
今回の新商品はいずれもNVIDIAのGeforceシリーズを採用している。
ミドルレンジ帯で人気のRTX 4060 Tiを搭載した「GG-RTX4060Ti-E8GB/OC/DF2」とエントリーモデルRTX 3050搭載の「GG-RTX3050-E6GB/EX/DF/DVI」の2モデルが展開されている。
プレスリリースによると、発売は2024年11月15日で、「GG-RTX4060Ti-E8GB/OC/DF2」は61800円、「GG-RTX3050-E6GB/EX/DF/DVI」は23980円での販売が予定されている。
注目すべきは、「GG-RTX3050-E6GB/EX/DF/DVI」に「DVI-D」ポートが搭載されていること。
HDMIやDisplayPortといった映像出力端子がほとんどを占めている昨今、DVI-D搭載のモデルはかなり珍しい部類だ。
“玄人志向”というだけあって、長年愛用しているモニターを使い続ける等、ニッチなユーザーの需要を満たすためであろう。
一昔前のモニターはDVI-Dしか対応していないものも少なくない。グラフィックボードの換装に伴ってモニターまで買い替える必要に迫られないのは、痒い所に手が届くような、「GG-RTX3050-E6GB/EX/DF/DVI」ならではの魅力と言える。
また、近年のSDGsやサステナビリティの潮流も鑑みると、こうしたメーカーの姿勢は、単なる懐古主義ではなく、時代に合った新しい価値観を提示しているとも捉えられるかもしれない。
最新GPUと冷却性能で快適なゲーム環境を実現
一方で、性能面に妥協はない。
両製品とも冷却性能にこだわった設計となっており、オリジナルファンブレード「WINGS」を搭載した2連ファンを採用することで、高負荷時でも安定した動作と静音性を実現。長時間のゲームプレイでも快適な環境を提供する。
高水準GPUと懐かしのポート、一見ミスマッチとも思える組み合わせは、ユーザーの多様なニーズに応えたいというメーカーの思いの表れだろう。
これからも、ニッチな目線で“玄人志向”な商品が登場することを期待したい。