小学生の『ぷよぷよ』が地方を活性化!老若男女で盛り上がれる、eスポーツの力
2024年11月9日、宮城県の「イオンモール新利府」で対戦アクションパズルゲーム『ぷよぷよ』の腕を競う「全国都道府県対抗eスポーツ選手権 2024 SAGA ぷよぷよ部門」北海道・東北ブロック代表決定戦が開催。
この地方予選を勝ち抜いた選手たちが、12月の決勝大会(佐賀県開催)への切符を手にした。
小学生からベテランまで。
集中力と戦略が交差する老若男女の真剣勝負
「全国都道府県対抗eスポーツ選手権」は、2019年から始まったeスポーツの祭典。競技性の高さから、2018年から『ぷよぷよ』も日本eスポーツ連合(JeSU)の公認タイトルとして登録されている。
30年以上愛されてきた国民的ゲームソフトは、今や世代を超えて、プレイヤー・観戦者双方を熱狂させる“競技”へと進化を遂げている。
今大会でひと際大きな歓声と拍手を浴びていたのは、未来のeスポーツ界を担うかもしれない小学生プレイヤーたちだった。
「小学生の部」の存在が、この大会、そして『ぷよぷよ』の競技としてのインクルーシブネスを拡大し、一段と魅力的なものにしているのだ。
eスポーツ×地方創生、その可能性
「ブロック代表決定戦 決勝」は、全国各地の「イオンモール」と「レイクタウン」計7ヵ所で開催される。ソフトの開発元であるSEGAは、eスポーツを通じた地域活性化を掲げており、佐賀での決勝開催も含め、地方での取り組みに力を入れていることが窺える。
近年、地方では人口減少や経済の低迷といった課題を抱えている地域も多い。そんななかで、場所を選ばずに競技への参加・観戦が可能なeスポーツは、新たなエンターテインメント、そして交流の場として新しい価値を提供するかもしれない。
デジタル時代に求められる
新たな地方の魅力創出
eスポーツイベント開催による経済効果はもちろんのこと、地域の活性化、雇用創出、観光客誘致など、その波及効果にも期待が高まっている。地方自治体の中には、eスポーツを活用した街おこしに積極的に取り組む事例も増加中。
インターネットやテクノロジーの発展により、人々のライフスタイルが多様化する現代において、eスポーツは、年齢や地域、障がいの有無を超えて、誰もが熱中できるエンターテインメントとして、その可能性を大きく広げていると言えるだろう。