「グッチ」がeスポーツプレイヤーの育成プログラムを発表
この世界、スポーツプレイヤーの育成プログラムは充実している。でも、「eスポーツプレイヤーの育成」はどうだろう?
あまり馴染みのない概念かもしれないが、eスポーツがオリンピック競技種目(OVS)になっている現代においては、これも立派なプログラム。
そしてこれを提唱したのは、誰もが知るあの意外な企業だ。
豪華すぎるローンチビデオと共に発表されたのは、なんと「グッチ」によるeスポーツ育成プログラム。
ラグジュアリーファッションブランドが、eスポーツプレイヤーの育成プログラム「グッチ・ゲーミング・アカデミー」を開設した。これは「プロ契約を結ぶためのサポート」を主軸にしているプログラムで、あらゆる面で手厚いサポートを受けられるもの。
人気FPSゲーム『Counter-Strike: Global Offensive』のプレイヤーを対象に、プロによる指導やeスポーツ専門の心理学者によるメンタルケアなどが提供されるほか、あの「Logitech」から最上位のハードウェアが支給されたりもするそう。
この他、セルフブランディングや契約交渉のスキルを育成するプログラムもあり、「プロになるため」のあらゆる能力を伸ばせるアカデミーとなっている。
ここ数年でeスポーツがメジャーになっていることは言うまでもないが、本格的にスポーツ同様、真剣に取り組む“体制”が整ってきているのは斬新。「ゲームしてるなら外で運動しなさい!」なんて言われてきた世代も、これからは「これだって立派なスポーツだ」と胸を張れる。
グッチは今後、このサービスを様々なゲームのプレイヤーへと展開していく予定だという。
一見、無関係に思えるファッションブランドによるeスポーツのアカデミー開設だが、あらゆるカルチャーをインスピレーションとしてデザインしているミケーレにとっては、eスポーツもそれほどに興味深いものなのかもしれない。
今後どのように発展していくのか、動向に注目したい。