働く自分を「解放」する、沖縄発ウェルビーイング研修
現代人の多くが抱える、仕事や人間関係のストレス。厚生労働省の調査によると、2021年には既に労働者の53.3%が、仕事上のストレスを抱えていたという。働き方改革が叫ばれるも、その根本的な解決策を見出せていない企業も多いのではないだろうか。
そんななか、沖縄に誕生したまったく新しい研修施設が、従来の常識を覆す「ウェルビーイング」な働き方への転換を提案している。
「ブルーゾーン」沖縄の力を企業研修に
今月、沖縄県南城市に「イーストホームタウン沖縄株式会社」が運営する、従来の概念を覆すようなまったく新しい研修施設「月と太陽-Mani and Sol-」が誕生する。沖縄初となるヘルスツーリズム認証を取得したこの施設は、単なる研修施設ではなく、宿泊可能なデザイナーズコテージを備えている点が特徴だ。
同社代表取締役の相澤和人氏によれば、「ブルーゾーン沖縄」として世界的に知られる長寿地域の知見を活かし、心身の健康を取り戻せるプログラムの提供を目指しているという。
五感を研ぎ澄ます
沖縄ならではのプログラム
「月と太陽-Mani and Sol-」で提供されるのは、ただのリゾート体験ではない。ヨガや瞑想といった一般的なプログラムに加え、沖縄ならではの要素を取り入れた独自のプログラムが用意されている。
たとえば、「琉球精進料理の食禅」。 これは、食材本来の味を噛み締め、ゆっくりと味わうことで、五感を研ぎ澄まし、心を穏やかにする時間。 また、「寝禅」では、ハンモックに身を委ね、波の音を感じながら30分間の瞑想を行う。 日常では味わえない、非日常的な体験は、きっと忘れられない思い出になるだろう。
「第三の場所」がもたらす
新たな価値観
興味深いのは、同施設が企業研修だけでなく、個人利用も可能な点。都会の喧騒から離れ、青い海と豊かな自然に囲まれた空間で過ごす時間は、まさに自分自身と向き合い、リフレッシュするための“第三の場所”となり得るだろう。
実際に研修に参加した60代女性教職員は、「『教員』という枠を抜け出し、一個人としてのあり方をみつめるよい2日間でした。周りのしあわせが自分のしあわせにつながる、ということをあらためて気づかされました」と語っている。
単なる研修施設ではなく、ストレス社会に生きる私たちにとって、新しい価値観と出会える場所となりそうな「月と太陽 -Mani and Sol-」。企業にとっても、従業員が心身ともに健康で、最大限のパフォーマンスを発揮できる環境作りは、重要な投資になるのではないだろうか。
『イーストホームタウン沖縄株式会社』
【公式ページ】https://eht.okinawa/