星のや竹富島が「海水」を淡水化して、飲料水へ!
沖縄県・竹富島にある滞在型リゾート「星のや竹富島」は、2021年2月13日より、汲み上げた海水の淡水化による飲料水の自給をスタートした。
世界的にペットボトル削減の意識が高まる中、星のや竹富島がある竹富島でも、海岸の漂流ごみや集落内のポイ捨てによるペットボトルの処理が問題に。
また、現在竹富島の生活用水をまかなう水質源は限りがあり、1日に使用できる水量が限られている。
こうしたことを背景に、施設への送水量を増やすことなく、島で持続可能なペットボトルフリーの取り組みのために今回導入されたのが、「海水淡水化熱源給湯ヒートポンプユニット」だ。
©星野リゾート
地下から汲み上げた海水を、特殊なフィルターを通して淡水化するだけでなく、太陽光パネルと蓄電池が一体化しているため、災害時でも自立して稼働が可能。施設内で水と湯、電力の自給ができるため、竹富町内で民間企業初の避難所指定も予定されている。
客室では、ペットボトル入りミネラルウォーターの提供も廃止。ウォータージャグを設置し、豊かな自然が育んだ良質な「水」を提供するという。
島と共生するリゾートとして、これまでも、伝統作物の復興や島の子どもたちのキャリア授業の実施などの活動に取り組んできた「星のや竹富島」。
ともすれば独りよがりになりがちなリゾート観光業の枠を越え、島を想う彼らの、新たな挑戦に要注目だ。
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『星のや竹富島』
【公式ホームページ】https://hoshinoya.com/
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