「なんとかして旅を仕事にしてやるわ」。NYのトラベルブロガー、JESSIEの話
今の生活が自分の望んでいたものではないと気が付いたとしても、そして他にやりたいことがあったとしても、現在の生活を惜しげもなく捨てるということは、並大抵のことではありません。
ニューヨークで人気のブログ「Tracy's New York Life」でインタビューを受けていたのは、これまたNY在住のブロガー、ジェシー・フェスタ。やりたいこと(彼女にとては、旅)を仕事として実現させた、希有なひとりです。
思ったより激務!
「旅ブログ」運営のウラ側
「大学在籍中にヨーロッパ、南アメリカ、東南アジアなんかでバックパッカーをしていたんだけど、卒業後は修士号を活かせる“普通の仕事”に就くと思っていたみたい。でも9〜17時の仕事をして休日だけ旅行を楽しむ、なんていう生活には我慢できなかったの。
だから、なんとかして『旅行を仕事にできないか』って調べ始めたわ」
(ナミビアにて)
「まず、充分な収入になるまで、精力的にブログを更新し続けたわ」と、ジェシー。一番大事だったのは、タイムマネジメントだったそうです。
「一人じゃ絶対無理だったわ。ビジネス成功の秘訣は、助けを求めることを厭わないこと。私には、アシスタント、食べ歩きとカルチャーを担当する作家、エンジニア、バックアップツアーガイドがいるの。もちろん、ソーシャルメディアをまとめて管理・分析するツールなんかも使っているわ。リマインダーは紙のカレンダーとグーグルカレンダーで管理、TODOリストはポストイットでね」
そんなジェシーのお気に入りは「竹富島」
彼女がとくにオススメしている地域のひとつが「沖縄」。さらに言うと、さすがトラベルブロガーだけあって、離島の「竹富島」がお気に入りだとか。彼女のブログにはこう紹介されています。
「日本の文化はしっかりと保存されていて、とても素晴らしいと思う。なかでも、少ない人口、赤い屋根瓦、平屋建ての家、狭さ、サンゴの砂の道、サンゴが並ぶヤードとローカルな食事で健康的な生活を送れる竹富島が大好きだわ。
この島の住民は、世界最古のライフスタイルを送っていると言われていて、それが健康や長寿の秘訣だそうよ!」
珊瑚礁に囲まれた竹富島は、石垣島から高速フェリーで10分。竹富島憲章では、新築でも赤い瓦を使うようにと指定されているとのこと。
(スロベニアにて)
(ニカラグラにて)
ジェシーは、自身のサイトで「トラベルブロガーになる方法」や「ニューヨーク暮らしの写真」など様々なコンテンツを配信中。
自分の好きなことを本気でやれば、仕事になる。こんな人生もありでしょ?