60ヶ国以上を周った「旅人」のトラベルティップス19
旅については様々な学術的な研究も重ねてきたという、旅研究家のKathleen Peddicord氏。
彼は30年以上に渡り60ヵ国以上を旅してきた、旅のエキスパートでもあります。その氏が自らの経験から培った、「安全に旅を続けるための19の掟」を紹介しています。
01.
デビットカードとクレジットカードは2枚ずつ持つ。
クレジットカード会社は、事前通告さえすればどの国でもカード使用はできると保障している。しかし、それを言葉通りに受け取ってはいけない。カード会社は、悪質な利用にとても敏感だ。カードにいつもと異なる動きがあると、急に使えなくなることもある。
普段使っているカードだけに頼るのではなく、最低でも1つは代わりとなるカードを持っておこう。
02.
デビットカードは、できるだけ利用しない。
03.
訪れる国の基本的なあいさつは覚えておこう。
04.
つねに小銭は持っておこう。
別の国からでも、ATMを使えば簡単にお金を引き出せる。しかも手数料も安い。また観光地なら外貨両替所もあるので、積極的に利用しよう。
ただし、空港の取引所はおすすめしない。
05.
銀行ごとの手数料の差額を事前に調べておこう。
ATMからの現金引き出しにかかる手数料は、銀行ごとで違う。0円の場合もあれば、500円引かれてしまう場合もある。事前に調べておくことが重要だ。
06.
現地のSIMカードを到着後すぐに購入しよう。
現地のSIMカードは、空港の売店などで即購入可能だ。Google Mapや翻訳アプリなどが使えるようになるだけではなく、現地の携帯番号を得ることができるので、これから会う新しい人と交流を持つきっかけにもなる。
また、家族や友だちなどと団体で行動する場合でも、普段通りの感覚で連絡が取れるので、安心だ。私自身、パリに家族で旅行をした際に、SIMカードの購入を怠ったことがある。あのときは寒い雨が降る中、延々と迷子になってしまった。
07.
適切な服装を心がけよう。
服装から「旅行者だ」と判断されると、悪質な客引きなどのターゲットになる。なるべく現地人に溶け込めるような服装を心がけよう。
08.
夜中に外出する際は、現金で5,000円ほど持っておこう。
当然、多額の現金をそのまま持っていくのは危険だ。盗まれた場合、帰りのタクシーにすら乗ることができなくなった、なんてことも起こる。少額を別の場所に持っておこう。
09.
パスポートは携帯しないようにしよう。
身分証明になる顔写真や入国証明のスタンプの箇所だけコピーをとっておき、パスポート自体は別の場所に保管しておこう。
10.
空港から目的地まで、タクシーでかかる値段を調べておく。
11.
公式なタクシー会社を利用しよう。
12.
観光地や旅行者がたくさん集まる場所は避けよう。
13.
現地に慣れていないような行動は見せないように。
14.
デモ活動や抗議活動への参加はできるだけ控える。
15.
政治的な発言や論争にできるだけ参加しないように。
訪問先の政治のあり方は、あなたとは無関係なのだ。
16.
危険を感じたら、公共の場へ逃げる。
安全を確保するためには、人目の多いところに行くこと。