ひょうたんの中を金魚が泳ぐ、ノスタルジック「江戸風鈴」

夏を感じる方法は、いろいろだ。

花火大会がなくたって、海やプールで泳げなくたって、この音を味わうことでだって、夏を感じることはできるよ。

それは、「風鈴の音」。

日本の夏の風物詩、風鈴は、かつて中国から伝わった青銅製のものが起源とされていて、よくないものを運んでくる強い風から身を守る「邪気除け・魔除け」として飾られていたとの説もあるんだとか。

今では銅や鉄、ガラスや真鍮、陶器などさまざまな素材のものが作られているだけじゃなく、世代を超えて楽しむことができるユニークなデザインのものもたくさん。奏でる音が自然な涼をくれる、とっておきの風鈴をご紹介します。

「定番」って
じつはすごいことだ

©2020 NEW STANDARD

日本人は「音」に対する信仰心がとても強い民族だといわれていて、鎌倉時代の「六学集」という書物には、先にも触れたように、軒下に風鈴を下げ、その音によって災いを防いだと書いてあるんだとか。

また、「朱色」も魔除けの色とされていたらしい。

と、そんな話を聞いたあとでは、この風鈴に描かれている二匹の赤い金魚もやたら神々しく見えてしまうのだけど、よく見るとその表情は素朴で、どこか愛嬌があってかわいらしくもある。

一緒に泳ぐ青い金魚の方は、空想上の生き物なのかな?と思って調べたら、金魚って赤以外にも色々いるんだと知って驚いた(みんな知ってた?)。

©2020 NEW STANDARD

鳴り口の部分がギザギザしているのは江戸風鈴の特徴で、わざとそうすることによっていい音が鳴るようにしているのだそう。

すべて手作りなので、当然一つずつギザギザの具合も違えば音色も違ってくる。江戸風鈴との出会いは、一期一会だ。

©2020 NEW STANDARD

ところで意外と知らない人も多いかもしれないが、ガラスの風鈴がすべて「江戸風鈴」というわけではない。

「江戸風鈴」と言う呼び名は、その第一人者である篠原儀治氏が名付けたもので、その始まりは、江戸中期に長崎のビードロ師が江戸でビードロの実演をしたことがきっかけとされているんだとか。のちにその長崎で技術を習得した江戸の問屋が販売を始めたことで、ガラスの風鈴が江戸中に広まったそうだ。

しかし昨今、正当な技術を継承する者も少なくなってしまったという江戸風鈴。老舗の篠原風鈴本舗では、父・又平氏にはじまり、今では儀治氏とその後継者となる孫たちが、地道な努力と愛情たっぷりに江戸風鈴を作り続けている。

江戸風鈴といえば定番中の定番。

昔からなんとなくそばにあったせいで、あることが当たり前のように感じていたけれど、それは大切に守り続けてきてくれた人がいたからこそ。そしてこれから先、一緒にそれを守って行くのは私たちだよね。

「江戸風鈴 ひょうたん 金魚」は、税込2,750円。篠原風鈴本舗のオンラインショップなどで購入できます。

【ちょっと聴いてみる👇】

Top image: © 2020 NEW STANDARD

ニュースレターに登録した人の中から
抽選で風鈴プレゼント!

※キャンペーンの締め切りは
2020年8月31日(月)23:59です

デザインにもこだわった今年イチオシの風鈴を、音も合わせて紹介。第三弾は、「金鳥」と「中川政七商店」がコラボし、江戸風鈴の老舗「篠原風鈴本舗」が手がけた「金...
秋を知らせる鈴虫の声にも似ているとして、昔はその音を聞きながら暑い夏を乗り切ったとも言われている「風鈴」。中でも、音色もインテリアとしての見た目も楽しめる...
デザインにもこだわった今年イチオシの風鈴を、音も合わせて紹介。第六弾は、山形・鋳心ノ工房発、「鉄」の置き型風鈴。950年以上の歴史を持つ伝統工芸でありなが...
どこからどう見ても、水面を泳ぐ金魚。ところが、そこに生きた金魚は存在しない。ならば、リアルな彼らはいったい何なのか?驚くなかれ、これは3Dペインティングに...
食品ベンチャー企業「ウェルナス」が、世界で初めて「ナス」の睡眠改善効果を臨床試験で確認した。これは関与成分である「ナス由来コリンエステル」が、自律神経調に...
デザインにもこだわった今年イチオシの風鈴を、音も合わせて紹介。第二弾は千葉・九十九里の工房で作られる「虹色風鈴」。ロマンチックな見た目は、ガラスに施された...
金魚に魅せられ、創作を続けてきた現代美術家「深堀隆介」の創作展「金魚愛四季(きんぎょいとしき)」が「そごう横浜店」で開催中。平面である絵画と立体作品の境界...
デザインにもこだわった今年イチオシの風鈴を、音も合わせて紹介。第五弾は、琉球ガラスで沖縄の海をイメージして作られた「海風風鈴」。鳴らしの部分にサンゴを使用...
デザインにもこだわった今年イチオシの風鈴を、音も合わせて紹介。第一弾は富山・高岡鋳物の真鍮製「雪だるま風鈴」。ガラスのものとも違う、陶器のものとも違う、そ...
デザインにもこだわった今年イチオシの風鈴を、音も合わせて紹介。第四弾は、まるでたんぽぽの綿毛のような見た目の「置き型風鈴」。かわいい見た目もさることながら...
「ナイキ」が、ランナーが怪我をせず速くなることをサポートするランニングシューズの新作を今月、来月と続けてリリース。
なぜ人間は泳ぐのか?ーー。そんな疑問から導かれた映像作品が発表されました。コンセプトは「WATER BABY」。国際的なスイムウエアメーカーでもあるSPE...
青森と言えば、夏のねぶた祭り。祭りで使う飾りをイメージし、創業安政5年の老舗「上ボシ武内製飴所」が作ったのが「金魚ねぶた」という一口玉ようかんです。餡の中...
江戸日本橋を起点とし、四十三番目の宿場町となる「馬籠宿」。そこには石畳の街道の両脇に江戸の面影を残す集落が広がっています。さらに見る、食べる、泊まる、そし...
2007年より世界各国で展示され、14年間で1000万人以上の来場者を達成した「アートアクアリウム」が、常設の美術館となって8月、東京・日本橋にオープン。...
ハワイ・カカアコエリアにある高級コンドミニアムANAHAの7階に、建物の外にちょっと飛び出ているプールが。住人とそのゲスト専用ですが、きっと空中遊泳してい...
タッチパッドとトラックパッドが一体化された次世代のキーボード「Prestigio Click&Touch」が応援購入サービス「Makuake」で1/30(...
フェムテックベンチャー「fermata」が医療従事者へ向けた「吸水ショーツ」の支援募金を実施中。
部屋がまるで海の中みたい!DIYで組み立てる、愛らしいランプシェードを見つけました。
同国には、2008年に生き物の権利を守るための法律が細かく制定されていたーーと「The Daily Mirror」が伝えています。たとえば、金魚は社会性が...
カタツムリをスプーンの上にのせたり、コップの中で金魚を泳がせたり。生きものと無機物を組み合わせた写真……と、普通ならば思う。いや、それが正しい見えかた。け...
映画「泳ぎすぎた夜」は、6歳の少年が雪が降り積もる街で迷子になる。ただ、それだけの何も起こらない物語だ。
ガラス瓶の中にノスタルジックな風景が写し出された、Christoffer Relanderによる「JARRED&DISPLACED」というプロジェクト。幼...
老舗旅館の風情と新しい設備の快適さ、こだわりの食など、再生された富士屋旅館でしか味わえない魅力がありました。