おせんべいの「三幸製菓」、多忙な女性のための「グミ」を開発

おせんべいやおかきなど米菓を主とする新潟県の製菓会社「三幸製菓株式会社」より、驚きの新商品がリリースされた。

パリパリ、ボリボリ、サクッ、そうした米菓ならではの食感とは、まさしく真逆に位置する「グミ」を作ったというのだから、気にならないワケがないでしょう!

米菓メーカーがつくる
渾身の新作グミ

©三幸製菓株式会社

先週より発売開始となった「もちきゅあ」。その名が示すとおり、もちもちの柔らか食感が身上のグミだ。最大の特徴は、原料に米粉を使用している点。通常グミの主な原料はゼラチンだが、そこは米菓製造の老舗、米粉に置き換えることで独自の食感を引き出すことに成功した。その食感、同社は「とろむにゃ」と表現する。

食感のみならず、女性たちへのいたわりも多分に含んだ「もちきゅあ」。仕事や家事、育児など多忙な20〜40代の女性たちを米粉で応援しようという狙いがあるそうだ。加えて、不足しがちな栄養素をおいしく吸収できるのも「もちきゅあ」の魅力。1袋には、鉄分3.0mg、ビタミンB1を1.1g配合。忙しい毎日で、食事の栄養バランスが気になる女性に嬉しいポイントだ。

じつは昨年、応援購入サービス「Makuake」にてテスト販売を実施したところ、目標金額を大きく上回る276%を達成。そこで得たユーザーの声をもとに味わいや品質を改良。頑張る女性たちのためのギルトフリーなおやつがこうして誕生した。

 

日本人の「お米離れ」を食い止めろ!

ここ数年、日本人のお米離れが叫ばれて久しい。農林水産省が2022年に発表した「食料需給表」のデータを見ると、昭和37年(1962年)一人当たりの米の年間消費量は118.3kgをピークに減少傾向。令和3年(2021年)には51.5kgと、ピーク時の半分以下にまで減少している。

食生活の欧米化をはじめ理由はさまざま考えられるが、三幸製菓は、パンや麺類など他の主食と比べ炊飯に時間のかかる米飯は、タイムパフォーマンスの面で劣るという不満点が消費者のなかにあるのではないかと考える。

お米は好きだがもっと気軽に、もっと手早く食べたい。そうした潜在的なニーズに応えるべく、おせんべいやおかきといったこれまでの米菓とはまったく別のアプローチでたどり着いたのが、米粉を活かしたグミだった。

起死回生とは大げさかもしれないが、「もちきゅあの食感に等しく柔軟な発想とチャレンジングな姿勢が、まったく新しいお米との出会いを私たちに届けてくれようとしている。これは、試すっきゃないっしょ!

国産うんしゅうみかん果汁を使用した「みかん味」とアメリカ産コンコードグレープ 果汁を使った「グレープ味」の2種展開。群雄割拠のグミ市場に現れた米菓メーカーからの旗手。スーパーやドラッグストアで見かけたら、ぜひ手にとってみては?

もちもち食感グミ もちきゅあ

【公式ページ】https://www.sanko-seika.co.jp/mochicure/

Top image: © 三幸製菓株式会社
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。