仕事がデキる人は、決して言わない「11の言葉」
自らを自信がなく、無能な人間に見せてしまう。そんな危険な言葉の数々を、ベストセラー著者Travis Bradberry氏が記事にまとめています。
どれほど才能があり、結果を出していたとしても、これらの発言をするだけで周りの評価は一変してしまうのだとか。もしかすると、ついあなたも言ってしまっているかも?
01.
「不公平じゃないですか?」
誰もが人生が公平でないことを知っています。この発言をすることで、あなたが人生を理解しておらず、未熟で繊細な人として見られることに。
自分をネガティブに見せたくない場合は、事実や考えをしっかりと伝える必要があります。例えば、「◯◯さんに割り当てた案件は、実は私に割り当てていただけるのではないかと期待していました。なぜ、その仕事をいただけなかったのでしょうか?その理由を知り、足りないスキルの向上に努めたいのです」といった具合に。
02.
「ずっと、この方法で
やってきました」
テクノロジーの変化は速く、半年しか経っていないものでさえ古くなってしまうことも。この発言は、場合によっては、やる気がなく変化を嫌がる人間に見せてしまいます。きっと、上司もあなたを向上心のない人間だと思うでしょう。
03.
「気にしないでください」
この発言は、頼まれた仕事に何か問題があることを暗に示唆しています。相手は、あなたに無理やり仕事をさせてしまったような気になるかもしれません。
それよりも「その仕事ができるなんて光栄です」と、喜んでその仕事をしたいという気持ちを表現しましょう。 微妙な違いですが、このような言い方をすることで、いい印象を与えることができるのです。
04.
「マヌケな質問かも
しれませんが・・・」
もし素晴らしいアイデアを持っていたとしても、このような言葉を使ってしまえば、自信のなさが表れてしまい信頼を失いかねません。
知らないことがあるならば、素直に「今は分かりません」と相手に伝えましょう。
05.
「すぐに終わらせます」
この発言は、あなたが仕事を適当に行っているという印象を与えかねません。密かにあなたのスキルを傷つけてしまっている可能性もあるでしょう。
本当にすぐ仕事を終えることができるのであれば言ってもかまいません。ただし、時間がかかるのであれば、気軽に短い時間を言わないほうが身のためです。
06.
「頑張ってみます」
一見すると前向きな発言に聞こえますが、同時に自分の能力に自信がない、できるか分からないという意味合いも。
自分の能力に自信を持ちましょう。何かを頼まれた場合は「できます」と言うか、できないのであれば断りましょう。相手に不安を与えないためにも、決して「頑張ってみます」とは言わないように。
07.
「◯◯さんは仕事ができない」
同僚の不満を言うことはよくありません。あなたの不満が正しいのであれば、他の人もそう思っています。わざわざ指摘する必要はないはずです。
どんな職場にも、失礼な人や仕事をしない人はいるもの。職場のほとんどの人は、それが誰なのか知っています。その人に問題を伝え、改善させないかぎりは、不満を漏らしても何も変わりません。
08.
「私の仕事ではありません」
皮肉とも言えるこの発言は、あなたが給料をもらうために、要求された最小限の仕事しかしたくないと言っているように聞こえます。
上司があなたの立場に対して適切でないことを頼んだとしても、まずは熱意を持って仕事を終えることが最善。その後に、あなたの立場や仕事内容の変更について、上司と話をするようにしましょう。そうすることで、あなたがすべきこととそうでないことについて、上司の長期的な理解を得ることができるはずです。
09.
「私の責任ではなく
◯◯のせいです」
どんな状況であっても、誰かに責任転嫁をすることは褒められたことではありません。どんなに小さなことでも、自分のミスであれば認めなければならないのです。自分にまったく関係ないのであれば、起こったことを冷静に説明しましょう。事実に基づき、上司や同僚に、誰の責任なのか判断を仰ぐべきです。
責任転嫁をした場合、周囲はあなたを信頼できなくなるでしょう。場合によっては、神経質になり、あなたと働くことを避けてしまう可能性も。
10.
「できません」
「できない」という発言は「私の責任ではない」というものとよく似ています。人は「できない」という言葉を聞きたくありません。しようという意志がないように聞こえてしまうのです。
スキルがないためにどうしてもできないというのであれば、代替案を提示するのがいいでしょう。「できない」の代わりに「できる」ことを言うべきです。例えば「今夜は遅くまで残れません」という代わりに「明日朝早く出勤します」。「数字関連のことはできません」ではなく「分析をどのように行うのか分かりません。私の他にできる人がいれば、分析方法を見せてもらってもいいでしょうか?そうすれば、次はできます」など。
11.
「仕事がイヤです」
仕事中に、愚痴を聞きたい人などいないもの。この発言のために、グループの士気は下がってしまうでしょう。やる気がないと判断され、別の部署に異動させられるかもしれません。
あなたの代わりは他にもいるということを、決して忘れないでください。
Licensed material used with permission by Talent Smart
ABOUT THE AUTHOR:Travis Bradberry, Ph.D.
Dr. Travis Bradberry is the award-winning coauthor of Emotional Intelligence 2.0 and the cofounder ofTalentSmart® the world’s leading provider of emotional intelligence tests and training serving more than 75% of Fortune 500 companies. His bestselling books have been translated into 25 languages and are available in more than 150 countries.
Dr. Bradberry is a LinkedIn Influencer and a regular contributor to Forbes, Inc., Entrepreneur, The World Economic Forum, and The Huffington Post. He has written for, or been covered by, Newsweek, BusinessWeek, Fortune, Fast Company, USA Today, The Wall Street Journal, The Washington Post, andThe Harvard Business Review.