「一生分の影響を誰かに与える」1分以内にできるある事とは
これまで、「Inc.」の人気ライターであるJeff Haden氏の記事を、数多く紹介してきました。今回新たに紹介したい記事には、「誰かに一生分の影響を与えられるほどインパクトをもつ、1分もかからないある事」について書かれています。
最初は、「そんなことってあるの?」と少し疑いながら読んでいた私。先に言ってしまうと、ある事とはつまり「人に感謝する事」だったのだけれど、最後まで読むとその理由に納得してしまったのです。
誰もが居場所を探している。
だからこそ伝えるべきことがある。
誰かの人生に影響を与えたいですか?もし答えが「YES」であれば、彼らに居場所を与えることです。
なぜかというと、多くの人は居場所があると感じられていないからです。
会社が新人に対して優しくても、新しい従業員は常に重圧を感じ、どう評価されているのかと考えているかもしれません。会社のCEOの報告では、半分以上が孤独に感じているということなのです。
孤独を感じているのは、いつもひとりで昼食を食べている経理担当の男性かもしれないし、あるいは、いつもグループ内では目立たないけれど雑務を担当してくれる女性かもしれない。提案がありそうなのに、ミーティングで決して口を開かないあの男性かもしれない。
ビジネスの場で、居心地が悪そうに躊躇している人を見つけるのは簡単です。
でも、居場所がないと感じている人はどこにでもいます。例えばスポーツジム。体を動かすことが得意な人じゃない限り、運動に慣れていない人は、きっと不安を感じて自分に自信がなくなるでしょう。そして、ここに居場所はないと感じて別のところへ行きたくなってしまいます。
もしそれが職場で起きているならば、誰かがその人に、仕事に対して喜びを感じられるようにすべきかもしれません。
レストランの従業員を一生のキャリアにしようという人はあまりいません。スーパーのレジ打ちを一生やろうと思う人も少ないでしょう。あるいは、新卒で肉体労働をしている人が、ずっとその仕事を続けようとは思わないでしょう(私も周囲もみんなそうでした)。
仕事ができる人はよく褒めてもらえます。でもそうじゃない人は、自分が透明人間に感じて、見られていない、気づかれていない、そして感謝されていないと思いがちです。
誰もが敬意をもって接してもらうべきです。どんな仕事もどんな従業員も大事なのです。
職場で誰かひとりを選んでください。あるいは仕事以外でも良いでしょう。そして、心から「ありがとう」を言いましょう。それか、誰かを純粋に褒めてあげてください。もしくは相手の仕事を尊重するような質問をしてみてください。相手が、会社やグループやあなたに対してより繋がりを感じられる質問です。
その時、相手がひとりの人間として感謝されていると、伝わるようにしましょう。
いつも恥ずかしがり屋で自信のない私が言います。その人は感情を表に出さないかもしれませんが、あなたのその行動に感謝するはずです。