【電池】2分以内に70%の充電が可能!しかも寿命は20年を超える?
シンガポールの国立大学、南洋理工大学(Nanyang Technological University :NTU)の研究でリチウムイオン2次電池(蓄電池)技術が開発された。スマートフォンなどの充電に関して言えば、70%の充電を2分以内に終えることができるようで、既に企業の出資を受け2年程で市場に出回るようになると言われている。
■バッテリーの寿命も長い
充電式バッテリーの寿命は約500回、およそ2〜3年しか保たないのが現状だが、今回開発されたバッテリーはなんと1万回のサイクルが可能でその寿命も20年と長い。
真っ先に頭に浮かぶのはスマートフォンなどのモバイルデバイスの充電かもしれない、しかしそれ以上に電気自動車に適応された場合のメリットを考えると、これまでの利用環境からは考えられない程の改善が見込めそうだ。
今の時点では電気自動車の充電には通常約8時間程は必要だ。しかし、これまでの充電時間は20分の1程に抑えられるため、30分以内で充電が済むようになる。バッテリーの寿命が伸びれば、自動車が必要な地域に済む人々に取っては革命的なコストダウンにも繋がり、廃棄物量の削減にも繋がる。
容量や出力の情報が無いのが気になるが、開発チームのチェン・シャオドン准教授は今後電気自動車の充電も5分以内で済むようになるとの見解を示している。