ドイツで開発中の「バッテリー電気飛行機」が、航空業界のCO2問題を解決する可能性
航空業界が抱える課題の1つに、航空機の二酸化炭素排出がある。そんな課題の解決に、ドイツの「Elysian」が大きく貢献するかもしれない。
同社は、「E9X」というバッテリー電気飛行機を発表。航空機を電動化することで、CO2排出量の削減を目指すという。
©Elysian Aircraft
「E9X」は90人乗りで、最長800キロメートルを飛行できるとのこと。バッテリーを改良すれば、航続可能距離は将来的に1000キロメートルになると予想されているんだそう。
もし1000キロメートルを飛行できるようになれば、すべての定期商用便の半分をカバーできるらしい。そうすれば、飛行機が排出するCO2の20%を削減できるかもしれないそうだ。
©Elysian Aircraft
「Elysian」は航空業界のゼロエミッション化を目標として、「デルフト工科大学」などと協力して電気飛行機の実用化を目指しているとのこと。2033年までに「E9X」の飛行を実現させる計画だという。
あと10年もしたら、電気飛行機で空を飛ぶのが当たり前になっているのかもしれない。
「E9X」の詳細はこちらから。
Top image: © Elysian Aircraft