電動歯ブラシから「あるモノ」を除いたら、1,000万円の出資を集める製品に。
電動歯ブラシのメリットといえば、短い時間でカンタンかつ効率的に歯を磨けることだと思います。他の良さは……。だから、「普通のでもよくない?」という意見を聞くこともしばしば。
ちなみに、僕も同じように考える、普通の歯ブラシ派。だけど、「Be.」の製造背景と機能を知ったら、これを機に乗り換えてもイイかもしれない、と考えてしまった。正確に言えば、“電動歯ブラシ”ではないんですけどね。
環境に配慮した設計。しかも、
他の電動歯ブラシに劣らない
まずは、製造背景から。
先の製品を開発した「The Goodwell Company」によれば、年間約150億個のバッテリー(つまり電池)が、世界中で消費されているようです。そして、87%が埋立地の一部となり、12%が焼却されるとのこと。驚くことにリサイクルされるのは、たったの1%なんだとか。
この状況を変えなければいけない、という使命感から、彼らは手巻き充電式の歯ブラシを製作することに。しかも、全体の90%がゴミの再利用で作られ、もし要らなくなったら、リサイクルゴミとして出せるそうです。
使い方は、歯ブラシの下部をひねるだけ。あとは、通常の電動歯ブラシと同じように使用可能。しかも、たった2回の手巻きから、80,000回以上のストロークを生み出すことができるというのだから。
つまり、電池が要らないから、歯を磨きたいときにバッテリー切れで使えない、なんて状況もなくなるということ。旅のお供としてバックパックに1つ入れておくのもアリでしょ?
とは言いつつ、現在の電動歯ブラシのバッテリーは改良されていて、フル充電から1時間以上稼働するモノも。だけど、環境に配慮した製品だからこそ、今の時代のトレンドに合っていて、選ぶ意味があるんじゃないかと思うわけで。
「Kickstarter」のクラウドファンディングでは、すでに1,000万円以上を集めているそうですしね。