歯磨きキャンセル界隈に捧げる「U字型両面」という歯磨きの新基準

「お風呂キャンセル界隈」が巷で話題な昨今だが、歯磨きキャンセル界隈も、じつはサイレントマジョリティだったりするのではないだろうか。

一日の終わり、疲れているなか手を動かすのはなかなかに面倒だし、せっかく磨いたとしても、磨き残しにイライラしてしまう……。Xにもほら、こんなつぶやきが散見されている。

© nao_mamina / X

しかし、そんな「歯磨きキャンセル界隈」に足を突っ込み始めている現代人にご朗報。今オーラルケア業界では、ある歯ブラシによって「歯磨き革命」なるものが起きているようだ。

キャンセル界隈からの解放
U字型両面歯ブラシ「autobrush」

©autobrush

その革命をもたらしているのが「autobrush」、2018年にアメリカで誕生したU字型両面歯ブラシだ。もともと、子どもや手が不自由な人が「楽しく効果的に歯を磨けるように」開発されたらしいが、今や「圧倒的に歯磨きのハードルを下げてくれる」と、大人にも人気のアイテムとなっているらしい。

歯磨きが片手間30秒で完了

歯磨きのハードルを下げてくれる理由のひとつが、所要時間の短さ。マウスピースのようなブラシを口に加えてスイッチをオン。振動するシリコンブラシをたった30秒口の中で回すだけで、歯磨きが完了してしまうという。通常、歯磨きは2分ほどかかるそうなので、これは驚異的なスピードでは?

© autobrush / Instagram

ほとんど手を動かさずに歯を磨けてしまうので、本を読んだり、メイクをしながら歯磨きなんてことも可能。タイパを気にする現代人にとってはかなりありがたいはず。

通常の歯磨きの27倍の洗浄力

簡単かつ、かなりの短時間で歯を磨くことができるautobrushだが、なんと洗浄力も圧倒的。U字型のブラシは、歯の奥や間など、普通の歯ブラシでは届きにくい場所にもちゃーんとリーチ。なんでも、手動の歯磨きの27倍も洗浄できるという。

数字を見てもその差は歴然。autobrush使用者の口内を手磨き後の口内と比較したところ、前者は後者と比べて口内全体の歯垢がマイナス50.6%、歯肉の境目ではマイナス71.2%もの減少が確認されたのだとか。

©autobrush

ちなみに今年5月には、シリコンブラシが3列から4列にボリュームアップした新モデルが発売。さらに細かい汚れをキャッチできるようになっただけでなく、歯肉を刺激。歯周病予防には欠かせない口内の血液循環の向上も期待できるらしい。

ピッカピカの歯を手に入れられるだけでなく、病気の予防も出来るなんて、優秀すぎる!

しかも、磨いていて
楽しい!……らしい

© doublethedadjokes & theautobrush / Instagram

autobrushは振動中青く光るのだが、これが「歯磨きのモチベーションを上げてくれる」なんて声もあるそうで。歯磨き中、ついセルフィーを撮っちゃったり、向かいあって磨いたり……。ただの歯磨きなのに、ユーザーたちはなんだかめちゃくちゃ楽しそう。

ガジェットのデザインもポップなものが多いので持つだけでもテンションがあがる。歯磨きが嫌いな子どもたちも、autobrushを持つだけでこの表情に。

© theautobrush / Instagram

つい面倒に感じてしまう毎日の歯磨きをautobrushは、「やりたくて仕方がない」デイリールーティンへと変えつつあるのかもしれない。現在、日本ではAmazon、楽天市場などのオンラインショップから入手できるようだ。

面倒に思っている人たちよ。どうせならばこの際、「歯みがきウェルカム界隈」に転じてみてはいかがだろうか。

 

Top image: © autobrush
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。