「プレゼンやスピーチが苦手な人」が見直すべき5つのこと

ほぼ同じ内容をプレゼンしているのに、「あのプレゼンは良かった」と褒められる人と、ちっとも話を聞いてもらえない人がいます。なぜかというと、プレゼンの成否は「何を話すか」よりも、「どう話すか」にかかっているからです。

ここでは、プレゼンやスピーチが苦手な人に見直してほしい5つのポイントを紹介します。

01.
緊張して
声が小さくなってしまう

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とあるテレビ番組で「バスガイドのアガリ性を直そう」という企画がありました。彼女は、バスの後方の座席のお客さんとのコミュニケーションがうまくできず悩んでいました。緊張してしまい、自然と声が小さくなっていたのです。

そこで直したのは、たった2つの基本的なことでした。

1つめは「立ち方」。内股にならないように気をつけて、足を肩幅に開き、おへその下の丹田に力を入れるように立ちます。おなかに力が入れば、声に張りが出るようになります。

2つめは「声のキャッチボール」。2人でキャッチボールをしながら「好きな食べ物はナ〜ニ?」「ケーキで〜す」と会話をすることで、声を遠くに届ける訓練になります。

相手に伝えるべきことをきちんと伝える。その基本として「声を出す」。たったそれだけで、彼女は素晴らしく輝いて見えるほど変わったのです。

02.
「うまく話せない、できない」
と思い込んでいる

「プレゼンやスピーチが苦手なんです」。そういう人たちには、2種類のタイプがいます。実際にはそれほどひどくないのにダメだと思い込んでいる人。あるいは本当に下手で、極端に言えば“絶望”してしまっている人。とはいえ、どちらのタイプも「できない」というのは思い込みです。人前で上手に話せない人は「できない」のではなく「やってこなかった」だけなのです。

「阿吽の呼吸」「以心伝心」…言葉で伝えるよりもお互いの気持ちを察して理解する日本文化のなかで生きてきた人は、言葉を武器にアピールするスキルが育ってなくても当然です。だから、スピーチやプレゼンの訓練で大事なことは「できないなら、やってみればいい。そして、できるようになるまでやる」。まずは思い込みを捨てましょう。

03.
「相手が聞きたいこと」
を理解できていない

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普段の会話のなかでも、相手に伝えたいことが全部伝わる、ということはまずありえません。伝えたいことが10個あっても、せいぜい1つか2つ伝わればいいほうではないでしょうか。さらにプレゼンやスピーチでは、聞き手はあなたのプレゼンを自由気ままに聞くだけです。

極端に言えば、あなたのことは、どうでもいいのです。スピーチやプレゼンの主役は、話し手ではなく聞き手なのです。だから、まずは「相手の聞きたいことはなんだろう」と考えましょう。相手の聞きたいことを話せば、当然話を聞いてもらえるようになります。

04.
相手の顔をしっかり見て
話せない

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子供の時から「相手と話をする時には、必ず相手の目や顔を見て話すように」と教えられます。しかし、相手の顔をしっかり見て話すということは、なかなかできそうでできないものです。

しかしステージに立つ話し手が、ずっとうつむきながらスピーチをしていたら、話し手と聞き手が心を通わせることなどできるはずはありません。

人前に出る立場になったら、自分の顔をしっかり見せること。自らの顔をしっかり見せることで、聞き手との信頼関係が始まります。

05.
「かっこわるい自分」
を隠そうとする

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スピーチやプレゼンが苦手な人は「とにかく人前で恥をかかない程度に上手に話したい」と言います。しかし、アナウンサーやナレーターでもない限り、上手に話すことがゴールではありません。

スピーチやプレゼンのゴールは、聞き手の感情を揺さぶり、行動を起こさせること。スティーブ・ジョブズのプレゼンは素晴らしいことで有名ですが、彼のプレゼンが素晴らしいのは、「この製品は私に満足と幸せをもたらしてくれる」「よし、私も毎日を人生最後の日だと思って生きよう」と聞き手に行動を促すからです。

その「行動を促すこと」のキーとなるのは、聞き手が話しに共感できるかどうか。どんなに素晴らしい情報を伝えても、聞き手が共感しなければ行動を起こすことはありません。

うまく話すことよりも、ありのままの自分を精一杯出すほうが共感を呼びます。裸の自分を見てもらう、正直さと勇気が共感を呼ぶのです。たとえそれが「上手に話せない、かっこわるい自分」でも…。

『スピーチプレゼンはまず3秒黙りなさい』著者・森裕喜子 プロフィールOFFICE JUDY/ボイスイメージ®コンサルタント。エグゼクティブ対象のスピーチプレゼンテーションのトレーニング、コンサルティング、スタイリング、講演を行うコミュニケーション戦略/イメージ戦略の専門家。30年以上にわたる声に関する経験を生かして「ボイスイメージ®コンサルティング」を開発。人前で話すことは明らかなマーケティング活動と捉え、本質的な「話す力」が身につくサービスを提供し続けている。

スピーチプレゼンはまず3秒黙りなさい
コンテンツ提供元:光文社

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