「気が利く人」に共通する7つの特徴
一緒に仕事をしていると何故か心地良かったり、仕事がスムーズに進んだりすることってありますよね。そんな「気が利く人」には必ずと言っていい程、共通する特徴が…
1.挨拶・感謝・お礼を大切にする。
「気が利く人」は必ず、人より先に自分から挨拶をします。朝会ったら「おはようございます」、帰る時には「お疲れ様でした」「お先に失礼します」。当たり前のことですが、相手に言われてから返事として返すのではなく、自分から先に「会えて嬉しい」という思いを込めています。そのほうが言われた側も嬉しいものです。
また、何かをしてもらった時には忘れずに感謝してお礼をします。しかも「気が利いたお礼」。どうしたら相手に感謝の気持ちが伝わるか、さりげなく、かつ迷惑や負担にならないようにして、お礼を形にします。それは、物ばかりでなく言葉やメールかもしれません。
2.場を読み、全体を見渡す。
よく言われることですが「空気が読めない人」は当然気が利かない人。皆が楽しそうにしている場で話の腰を折る発言をしたり、自分さえ良ければいいという行動をします。
では、空気が読めるとはどういうことでしょうか。それはズバリ、「気配り」「目配り」「心配り」がその場で出来ることを言うのです。相手が今して欲しいことに気づけるんですね。
例えば、長引いた会議で皆の意気が下がり集中力も無くなってきた頃に「5分だけお茶にしませんか」と提案できる人。
お茶を飲んでリフレッシュすることでダラダラした会議にスイッチを入れ直し、スムーズに会議が進みますよね。
3.人が嫌がりそうなことを率先してやる。
先に動く人。小さなことですが、かかってきた電話に真っ先に出る。些細なことでも人が面倒くさい、嫌だなと思うことを率先してやります。
「場の空気を読む」と似ていますが、気が利く人は、人から気に入られようと思って行動するのではなく、「こうして欲しいだろうな」ということに気を配っています。
相手に気持ちよくなってもらうためにするのが気配りですので、必然的に人よりも先に動くことになります。
4.思い込みで行動しない。
「あの人は〜に違いない」など自分の思い込みで動くことは、ただのおせっかいで迷惑な押し付けです。
たとえば落ち込んている人に対して「明るく笑えば元気になるに違いない」と自分勝手な思い込みで側に行き、励ましたり明るい話題で笑わそうとしたり。
でも、相手はいま一人で静かにいたいだけかも。気が利く人は、相手がして欲しいことに思いを寄せます。見ているのは自分がどう動けば良いのかではなく、相手の立場なのです。だから、自分の思い込みを押し付けようとはしません。
5.「お先にどうぞ」。人に譲れる。
エレベーターを降りる時の状況はわかりやすいかもしれません。気が利く人は、「開く」のボタンを押して人を先に降ろしてから自分は最後に降りていますよね。ちなみに、乗る時にすでにボタンに近い所に立っているものです。「役を買って出ている」のです。
自分が食べたいものがあっても、他に食べたそうな人がいたら「どうぞ」と差し出します。自分の感情や欲の為には行動せず、自分の欲よりも相手を優先して考えています。譲り合うことでまた、譲ってもらえることもありますが、「気が利く人」の特徴は譲ったことに満足することです。
だから、「次の機会に譲ってもらおう」なんてことは考えないのです。
6.「気配り」を相手に気付かせない。
欲が深い人・我が強い人は何かをした時に「〜してあげた」「〜したのに」と見返りを求めます。このタイプは、相手が自分の思ったように動いてくれない時に不満を感じています。
気が利く人は自分が行った気配りに対して、見返りを求めません。相手が喜ぶことが自分の喜びとなるので、充分に満足しているものです。
あくまで相手の気持ちを考えているので、気を配っていることを相手に気付かせないようにします。気付かれては逆に相手に気を遣わせると考えるのです。
7.「あえて何もせず、見守る」ができる。
我が強い人・気が利かない人にとって一番難しいのが「あえて何もしない」「見守る」という行為です。
自分中心で他の人への思いやりがない人は、我先にと人よりも自分の功績や名声を欲しがり、プライドを守ろうとします。
気が利く人は相手のことを想っています。相手にとっていい結果が出るように、相手の功績になるようにあえて何もしないことで、いつでも手助けができる位置から見守っています。
子どもにも、手を添えてばかりだと自立できません。危険だと思った時・本当に必要な時にだけ必要な分だけそっと手を出すのが気が利く人なのです。
そして、もし手が必要ではなかったとしても、見守っていたことさえ無かったことにするものです。
7つの特徴を挙げましたが、気が利く人には共通して「他人優先」の心が根底にあります 。それは感謝と謙虚の心と言えるでしょう。見習いたいものですね。