「終わらない仕事」をプライベートに持ち込まない、たった1つの方法
「今日も仕事が終わらない・・・」「家に帰ったら続きをやらないと」「明日の朝、早起きしないと」とお悩みの人も多いでしょう。Wiley Online Libraryが記事にしたThe British Psychological Society(英国心理学会)の研究によると、効果的な解決方法があるそうです。
うまく「仕事」を
切り離せないあなたへ
研究を発表した米ボール州立大学心理学部のブランドン W.スミット氏によれば、多くの人が勤務時間の終了後も仕事のことを考えがちだそう。しかし、終わらなかった仕事を、一旦プライベートと切り離すことは、精神的にも肉体的にも疲れを癒せて、幸福感が増すと言われています。
「いつ、どこで、どのように」
を決めておく
ブランドン氏は、その解決策として、1日の仕事の終わりに「いつ、どこで、どのように、残った仕事を終わらせられるか」という、具体的な計画を立てることが効果的だといいます。
例えば「明日の9時に、社内で、このタスクをする」といった計画を立てて実行することで、帰宅後は仕事のことを考えなくなり、ストレスも減り、結果的に仕事の効率も上がるそう。言われてみれば「確かに」ですが、実践するとなるとなかなかできていない人も多いのでは?
また、この方法は、休みの日も仕事のことばかりを考えてしまう「ワーカホリック」な人にこそ、効果的なんだとか。
無計画な仕事では
「終わり」が見えなくなる
また1日の後半になるほど、終わってない仕事をプライベートから切り離すことが難しくなるとも。さらに、その仕事の価値が高ければ高いほど、その傾向は強くなるといいます。
日々の仕事の目標設定をする場合も、できるだけ細かくて具体的な目標を立てる。こうすることで、終業のタイミングに「まだ終わっていない仕事」という不安を減らし、しっかり頭を切り替えることができるようになるそうですよ。
Reference: Wiley Online Library,The British Psychological Society , Successfully leaving work at work