Instagramで話題沸騰!五感で楽しむ体験型庭園『FLOWERS BY NAKED』が六本木で開催中
目にも鮮やかなプロジェクションマッピングを用いた、視覚で楽しむアートイベント。村松亮太郎氏率いるNAKEDが手がけた、この『FLOWERS BY NAKED』を単純にそう捉えてしまうと、結果的に目測を誤ることになる。
誤解を恐れずに言うならば、彼らが提示しているのは美しく煌びやかなアート、なんかじゃない。伝えたいのは、もっともっとシンプルなこと──私たちが知らない新しい花の楽しみ方だ。
魅惑の楽園で、花と遊ぶ
そもそも『FLOWERS BY NAKED』とは、今年1月から2月にかけて開催され、約7万人以上を動員した五感で楽しむアートイベント。最終日は入場制限が出るほど大盛況となり、Instagramにはイベント名のハッシュタグが10,000以上投稿されるなど、特に女性から絶大な支持を獲得した。
そして現在、夏バージョンとしてリニューアルした『FLOWERS BY NAKED 魅惑の楽園』が東京ミッドタウンホールにて開催中。まずは、その展示内容を紹介していこう。
01.BIG BOOK
『FLOWERS BY NAKED』の世界観を伝えるイントロダクション的役割のコンテンツ。縦約2.5m、横約3mの巨大な本型のオブジェにプロジェクションマッピングが。
02.MOSAIC FLOWERS
孔雀の羽が拡張されたデジタルモザイク状のうごめく壁の前に人が立つと、その人の花が咲き、花言葉を教えてくれるインタラクティブアート。
03.
BLOOM! BLOOM! BLOOM!
鑑賞者がInstagramに特定のハッシュタグ(#flowersbynaked)を入れて写真を投稿すると、その写真が会場内の空中に浮かぶ巨大な円形スクリーンに反映される。
04.
LOTUS
水面に浮かぶ蓮を水中から見上げるように頭上に蓮の葉のオブジェが広がる。雨が降りそそぐ水面の3DCG映像がマッピングされている中、トリガーとなる蓮の茎を鑑賞者が触ると頭上に晴れ間が広がる仕組み。
05.
SUNFLOWER
高さ約6mの半透明の塔の中央に咲くひまわりのオブジェに触れると、塔にマッピングされていた水面がひまわりの花に変化。
06.
BANYAN TREE
ハワイにあるバーニヤンツリーを模したジュースバー。
07.
LIFE
3mを越えるモンステラや、楽園をイメージした珍しい花々とオブジェで構成された庭。中央に据えられたオブジェに触れると、プロジェクションマッピングによって花から生まれた不思議な鳥が飛びたったり、魚が泳ぐなど、新しい生命の美と躍動を感じる、リアルとヴァーチャルが融合した作品。
08.
THE SECRET
映像で映し出された巨大な滝をくぐると、奥に潜む秘密の洞窟が出現。『FLOWERS BY NAKED』の世界を生み出している研究所という設定の洞窟は、精巧な美術と緻密な映像で作られた空間となっている。
真に働かせてほしいのは、
視覚ではなく「嗅覚」
ここまで紹介してきた作品のほとんどは、相当なビジュアルインパクトがあるもの。だからこそ、どうしても「美しい」「華やか」といった視覚的要素に意識は向きがちだ。
でも、この『FLOWERS BY NAKED』では、ぜひとも視覚ではなく「嗅覚」こそを働かせてほしい。先へ進むたびに、エリアごとに用意された心地よい香りが漂ってくるから。
今回作り上げたのは、全5種類のオリジナルアロマ。エントランス部分から徐々に深い茂みに入っていくような会場レイアウトに合わせ、香りに誘われた鑑賞者が奥に進むにつれて、いつしか花そのものになってしまうかのような体感をコンセプトに、何度も試作を繰り返し完成させたそう。
本イベントは、8月31日(水)まで開催。生花と映像、空間演出が融合した、まったく新しい花の体験をどうぞ。「五感で楽しむ」の意味は、実際に訪れてはじめて理解できるはず。
【開催概要】
『FLOWERS BY NAKED 魅惑の楽園』
・会場:東京ミッドタウン・ホール(東京ミッドタウン内)
・期間:8月31日(水)まで 月〜木/日/祝日 10:00〜20:00 金/土/祝前日 10:00〜21:00
※最終日は21時まで。入場は閉館の30分前まで