障害を持つ娘と、ゆっくりお買い物がしたい。ママがつくった「大人も乗れる」ショッピングカート
2人の子を持つドリュー・アンは、とても困っていました。スーパーに行くと、自由に走り回りたい盛りの2歳の弟から目を離さないようにしながら、体が不自由なお姉ちゃんの車椅子を押し、さらに大きなショッピングカートを引っ張り回して買い物をしなければならなかったのです。
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ショッピングカートの座席は
小さい子しか座れない
ショッピングカートの中には座席がついているものもありますが、大きいものでも、だいたい6歳前後までしか座れません。そこで彼女が「こんなものがあったらいいな」と描いたショッピングカートは、大きな子どもだけでなく大人も座れるような、しっかりとした座席がついたものでした。
「キャロライン・カート」があれば
家族みんなでショッピングできる
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そんな彼女のアイデアを元に、介護団体とショッピングカートメーカーがタッグを組んで実際に作り上げたのが、この「キャロライン・カート」。キャロラインは、娘の名前に由来しています。
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このカートは、キャロラインのような体が不自由な子どもだけでなく、歩くのが困難なお年寄りなどにとっても便利だということで、次々と導入するスーパーが増えているとか。これなら家族みんなでお買い物が楽しめる、と大人気です。
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障害がある人もない人も、区別なくいろいろな活動ができるようにしていくことを「インクルージョン」と言います。ショッピングカートのデザインひとつで、いろいろな人がショッピングを楽しめるようになるなんて、まさにインクルージョンの考え方を体現していると言えるのではないでしょうか。
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