世界を旅するために、4つの仕事をかけ持ちして貯金した女性の物語

「一度はこんなところに行ってみたい!」思わずそう唸ってしまうような、美しい写真の数々。リトアニアで生まれたカロリナ・ヴァレイカイテさんは、ボーイフレンドのマルコさんと、世界中を“旅する生活”を続けています。

モロッコ、ミャンマー、カンボジアなど、行き先はフォトジェニックなところばかり。でも、その裏には壮絶な苦労がありました。

自分の人生には
何かが欠けている

旅をするまでのヴァレイカイテさんの人生には、これと言って起伏がありませんでした。リトアニアからロンドンへ留学し、卒業後は、高級ファッション業界で一年間ほど働いていたという彼女。ですが、毎日を過ごしていくうちに、自分の人生に何かが欠けていると感じるようになったといいます。

「おそらく理解してもらえる人もいるかと思うのですが…朝起きたときから、すでにベッドに戻りたいと思ってしまうんです」

4ヶ月間は
仕事4つをかけ持ちで貯金

そんなとき彼女は、マルコさんに出会ったのです。彼はずっと前からロンドンを出て旅することを夢見ていたのです。ふたりは、すぐに旅行の計画を立て始めました。

貯金がある程度あったマルコさんとは対照的に、彼女はお金がなく、4ヶ月間は死ぬ気でお金を貯めることにしたのです。その間は4つの仕事をかけ持ちして、週に110時間働くこともあったそうです。

「仕事中に寝ないようにするのと(笑)、休みなしでたくさんの仕事を管理するのが大変でしたね。地獄のような日々でしたが、いま思うと、とても価値のあった日々でした」

お金が貯まり、ついにロンドンを離れたふたり。自分たちが見たすべての美しいものを撮影しようと決めたそうです。

彼女たちは旅行中に仕事を見つけ、現在はカンボジアのロン島にあるリゾートでオペレーション・マネージャーをしながら、次の旅行への資金を貯めているそう。そんな彼女から、メッセージが届きました。

「勇気と自信を持ち、幸せを求め、限界なんてないと思いながら生きていきましょうね!」

Licensed material used with permission by Karolina Valeikaite
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