あなたなら、なんて答える?「Say Something Intelligent」
「愛に溢れた、すごく心地の良い動画だね」
「80〜90年代生まれの人は、思わずノスタルジーを感じてしまうはず」
「うまく言葉で表現できないんだけど、すごく惹かれる。何回も見ちゃうよ」
「Vimeo」でじわじわと話題を集めているショートフィルム「Say something Intelligent」。
クリエイターのルイズ・ベネットさんによるこの作品は、ソニーの家庭用ビデオ・Hi8(ハイエイト)で撮影された、90年代のホームビデオを編集したもの。そこでは撮影者である彼の父親が、家族や友人に「Say Something Intelligent !(何か知的なことを言ってみてよ!)」と問いかけていくのです。
あなたならなんて答える?
「ハーイ!」
「…私が言えることなんて、何もないわよ」
(電話に向かって)
「Joan(撮影者)がね、僕のお気に入りの質問を尋ねてきてるんだ。“Say something intelligent”ってね!」
「コンニチワ」
「アイム ハッピー!」
この少年、冒頭でも紹介したルイズさんの幼少期だそう。
「今、新しいレシピを試してるの。これが私の"Intelligent”よ。ほら、カメラを止めて他のことをやりなさいよ」
「何だろうね〜、ハハ!」
「Intelligent(知的)」
ってなんだろう?
大人になったルイズさんに聞いてみました。
「もしも今、この質問を投げかけられたら…。僕もなんて答えるか分からないな。このビデオに映っている多くの人と同じように、ぎこちなく“ハロー”って返すのが精一杯かもしれない。聞いてくるのがパパだったら、わざと生意気で失礼なことを言うかも知れないね。それで面食らった彼の様子を見て、内心ニヤつくんだ!
…っていうのは冗談だけど、やっぱり“Intelligent”は、地球や環境を大切にしている人のことを言うんじゃないかな。そして何より、人の気持ちに共感ができる人こそ“Intelligent”だよね」
あなたにとっての“Intelligent”は、なんですか?