人気ライターが30代で人間嫌いになったことを独白。「でも、それでいいじゃない」
「友だち」とは、いったいどんな存在なのでしょうか。人数が大事?それとも、いざというときに頼れる親友が数人いれば大丈夫?リアルで遊ぶ友だちと、SNSだけで繋がる友だちの違いって?
これまでも多くの記事や研究結果がありましたが、ここで紹介したいのは、「Elite Daily」の女性ライターGigi Engleさんが綴った、友情にまつわる体験談。多くの共感が集まっているこの記事のテーマは、
「年を重ねるにつれて、人間嫌いになったの。でもそれでいいじゃない!」
学生時代には
たくさんの友だちがいた
私には今、友達がいない。兄弟や2人のいとことは仲がいいんだけど、他に友だちと呼べる人はいないし、もちろん彼氏だっていない。
でも、昔からそうだったわけじゃないわ。学生時代はすごくたくさんの友達がいたし、どんな人でもすぐに打ち解けることができたの。自分に自信も持っていたわ。
そのなかで親友って呼べる人もいた。心と心が通じ合っていて、血は繋がっていないのに、まるで家族のような関係。むしろ本当の家族より愛情が深いくらい。こんな関係が永遠に続くって信じていたわ。
永遠の友情なんて
ないのかもしれない…
でも、大学を卒業して就職して自分が成長していくと、世界がどんどん変わっていったの。友だちはひとり、またひとりいなくなったし、信じていた人も去っていったわ。
私はすごく悲しくなってみんなを引きとめようと必死になったけど、結局ムダな努力だったわ。ケンカになって、それから仲直りすることもないまま、それっきり。永遠の友情なんて、どこにもない。そう気付かざるを得なかったの。
大人になると、友達をつくるのは難しくなる。
大人になると、人が嫌いになるから。
でも、それでいいんじゃないか。今はそう思うの。
「大人になる」って
どういうこと?
大人になると、気が短くなるわ。だから一緒にいて不快になるような人とは、自然と付き合わなくなる。でもそれは、結局お互いに必要としている人だけが身の回りに残るってこと。
大人になると、新しい友だちをつくるのが億劫になる。今ある関係が以前よりも大切に思えてきて、私の場合はそれが家族だった。本当に愛している人との関係さえあれば、他はいらないって気づいたの。
大人になると、人を簡単に信じなくなる。そうすると、どうでもいい人や自分を騙そうとしている人とは関わらなくなる。無駄に心をすり減らさなくて済むの。
大人になると、人が嫌いになる。そして、ありのままの自分を愛せるようになるわ。友だちはいつか去ってしまうかもしれない。でも、自分は絶対に自分の元を去らないから。
人が嫌いでも、友だちも彼氏もいなくたって別にいいじゃない。そこに自分自身と、本当に信じられる人さえいればーー。