内向的な人こそ「リーダー」に向いている!

幼い頃から注目されるのが苦手。人といるのも好きだけど、ひとりの時間がないと心が疲れてしまう。
 
「こんな内向的なタイプはリーダーに向いていない」と思っていませんか?
 
「それでもリーダーになれる」と言うのは「Goalcast」のライターSasha Wossさん。彼女が記した「内向的な人がリーダーを目指す際に意識するべき9つのステップ」を、ぜひ読んでみてください。
 

01.
一対一のコミュニケーションスキルに
磨きをかける

内向的なタイプは、往々にして一対一のコミュニケーションが得意。じつはこれ、リーダーにとても重要なスキルなのだそう。
 
まずは相手の話をじっくり聞き、その上であなたの意見を言う。リーダーを目指すなら、まずは相手の視点を上手くつかむことです。

02.
初対面の人には
自分から積極的にはなしかける

初対面の人との会話への苦手意識。これを克服するには、常に自分から積極的に話しかけること。
 
すでにチームを牽引する立場にいるのなら、新しいメンバーには、組織のゴールや現状を共有するところから会話を始めてみましょう。
 
アイデアを出し合ったり、ブレインストーミングがしやすい環境を自ら作っていくのです。回数をこなすうちに、いつのまにか苦手意識も克服できているはずです。

03.
今いる環境に安住しない

家族や仲のいい人、好きな映画……それらはあなたの「安全地帯」を作りあげている要素です。職場においてプロフェッショナル性は持っているかもしれないけれど、目立つことは苦手。できることならずっと「安全地帯」にいたい、なんて思っていませんか?
 
いいリーダーは、リスクを厭いません。となると「安全地帯」というぬるま湯に浸かり続けることは、理想的とは呼べないでしょう。
 
チャレンジ精神を持って、あらゆる物事に挑んでみてください。スポットライトを浴びるのも気持ちいいものです。
 
いずれ「安全地帯」から押し出される日は来るのですから、さっそく始めてみてはどうでしょう?

04.
アプリを駆使して
円滑なコミュニケーションを

内向的なタイプは、電話や対面でのコミュニケーションよりもメールを好むもの。これはそのままで良しとしましょう。オンラインでのやりとりは便利ですし、不必要な会議の時間も省略できます。

でも会話をオンラインベースにするのなら、皆が発言しやすい、チームの結束力を強めることができるアプリを探してみては?中でもTrelloSlack、そしてYammerはオススメですが、案外たくさんありますよ。

 

05.
仕事終わりの「ひとり時間」を
有意義に過ごす

内向的なタイプは、人と交流することでエネルギーがどんどん減ってしまいます。社交の場に数時間いると、疲れが徐々に溜まっていき、最終的に「ひとりになりたい」と思うのも正直なところ。

そんなあなたは、「The Introvert Entrepreneur (内向的な起業家)」のCEO兼コーチのBeth Buelowのアドバイスを読むとほっとするはずです。

「内向的なタイプは、《ひとりで物事を練る時間》と《人と交流する時間》の両方をバランス良く生活に取り入れることでベストを発揮できます。ひとりの時間を設けた際には、ほかの人に割り込まれないようにすることです。1時間の交流時間につき、2時間はひとり時間を抑えておきましょう」

仕事が終わったあとは、「ひとり時間」を設けることでエネルギーを蓄積すること。ヨガや読書、映画鑑賞など。好きなことをして心をリセットするのも大切です。

06.
すべての意見に耳を傾ける

内向的なリーダーがこぞって苦戦するのは、意見が複数に別れた場面。できる限り自然に解決するのを待ちたいと思うのかもしれませんが、それはリーダーとしてもっともやってはいけないこと。

こんなときは、「一対一のコミュニケーションが得意」という強みを生かし、すべての意見への理解に努めましょう。すべてを踏まえた上で状況を分析すれば、きっと最善策が絞り出せるはず。

 

07.
自尊心が高い「フリ」をする

大勢の前でしゃべることは、相当のプレッシャーがかかるもの。「期待に応えられるのかな?」など様々な不安が頭の中をグルグルしはじめ、ストレスにやられてしまうかもしれません。ですが、たとえ自己不信に陥っても、決してそれを表に出してはいけません。

もし表に出しそうになっても、自信を持っている「フリ」ができればOK。さらには質疑応答の時間を設けて、自信あり気に回答すると尚いいでしょう。

こういったプレゼンの場では、「外交的な人は、どう対処するだろう?」と繰り返し自問自答すること。そうして「外交的な人」になりきりましょう。

08.
プロジェクトの詳細は
明確にシェアしておく

部下と呼ばれる立場にいるほとんどの人は、指示を出してくれ、逐一アドバイスをくれるような外交的なリーダーを求めるでしょう。そのため、リーダーがあまりにも静かな人では、部下もプロジェクトへのアプローチに困ってしまうかもしレません。

だからこそ、「会社がプロジェクトに期待していること」は明確にシェアしておくこと。また、あなたに「どのように助けを求めたらいいのか」も知らせておくと、部下は困らずにプロジェクトに取り組むことができます。

09.
持ち前の共感力を
フル活用する

「外交的な人は、いくら注目されても自信と余裕があって羨ましい」なんて思うかもしれませんが、あなたの「共感力の高さ」は、彼らが羨ましがるべき特徴であると忘れないでください。周りが考えていることや、感じていることに「気づく」ことができる力は、じつはリーダーにとって非常に有益なスキルなのです。

前述したように、対立の場面では双方の意見を聞くことができますし、最後の一押しを必要としている部下に「気づく」ことだってできるでしょう。だとすれば、内向的な人にとっては、共感力を磨くことが、リーダーシップを伸ばす最善策だと思うのです。


どれだけ人と一緒にいても疲れない外交的タイプが、いいリーダーになるとは限りません。リーダーとは、社交性ばかりに限らず、様々な要素を包括していないといけないものなのです。だから内向的であることを理由に、リーダーになることを諦めないでください。誰だってリーダーになる可能性を秘めているのです。あとは、あなたの努力次第です。

 

Licensed material used with permission by Goalcast
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