人生損しないように、タイプAかタイプBの人間なのか見極める方法
向上心が高い人ほど、気分転換の方法を見つけた方がいい。「Elite Daily」で紹介された記事を読んで、心からそう思った。なんでも、心理学的にいうと、タイプAとタイプBと性格別に分けたとき、タイプAの人は、仕事熱心で出世欲が強いとされるよう。
ただその分、何事もやりすぎてしまう傾向があるため“心の病気”になりやすいのだとか。もし、あなたにも当てはまるようなら、下の1〜6のことは今の自分に必要なことだと思って読んでみてください。そうすればこの先、「成功」をつかんだあとも、ストレスを軽減することができるかもしれない。
高校生になる頃には、自分が「タイプA」か「タイプB」の性格の持ち主であることがわかっている人も多いはずです。これは、自分たちをカテゴリー分けする方法の一つ。小さな箱に区分けしてしまうのはあまり良い事ではないのかもしれません。けれど、自分の性格がどんなタイプかを知っていることは、健康管理においてとても便利なこと。
タイプAの人間なのか、あるいはタイプBの人間なのか。それを知ることがとても大事なのは、タイプAはストレスに弱いからです。長期的にストレスを感じ続けると、心疾患や高コレステロール血症、あるいはうつ病になりやすいと言われています。
まずは、「タイプAとタイプB」というものが、誰かが適当に線引きしたものではないという事を知ることが重要。『Simply Psychology』によれば、ある2人の医師の両親たちの待合室での行動を観察したことから“タイプ分け”が始まったそうです。
タイプ分けに関して説明すると、まず頻繁に立ち上がり、歩き回り、椅子の端に腰掛けることを繰り返していたグループ。こちらのグループは日頃から忙しい人たちが集められ、座っていた椅子のひじ掛けが、前部分だけすり減っていたそうです。
一方、リラックスして落ち着いた様子で椅子に座り、ひじ掛けの後ろ部分がすり減っていたグループがいました。これが、タイプB。前者のグループに当てはまった人々は、どの人も成功者であり、野心的ということ。それもそのはずで、「足を止めるのが嫌い」という共通点があるのです。
タイプAの人間であることは、人生にとても大きなメリットがあります。勤勉であり、常に最高を目指す。そもそもの意識が高い。これに当てはまる人は、成功への道へをあゆむ可能性が高いでしょう。しかし、対人関係を考えると、難しいところもあるというのも事実。それよって、健康への深刻なリスクもあるのです。もしも、自分がタイプAであるのなら、次のような欠点に悩まされるかもしれません。
01.
休もうとしない
「達成したい」や「人生を向上させたい」と、常に思っていると、自分に必要なゆったりと過ごす時間をつくることが難しくなってきます。
自由な時間にリラックスすることができないなら、あなたはちょっと“野心的すぎる”のかもしれません。
02.
心身ともに、ストレスフル
いつも精神的なストレスと戦っている人であればあるほど、ストレスを感じやすいカラダになってしまうものです。
緊張状態が長く続くと、なかなかなくすことのできないほどの影響をカラダに及ぼす可能性も。たとえ、ストレスの原因がなくなったとしても、カラダはストレスと関係するホルモンは分泌し続けるからです。精神的にも身体的にも悪影響となる可能性があります。
03.
心疾患になりやすい
タイプAであることは驚くほどの成功へとつながるかもしれません。でも、カラダに大きな負担をかけているのもまた事実です。
『Simple Psychology』によると、タイプAの人はタイプBの人に比べて、虚血性心疾患になりやすいということ。これは、カラダに残り続けるストレスが原因とされています。
04.
人に過度な期待をする
自分に、ハードルの高い目標や“基準”を設定することはいいことかもしれません。でも、家族や友達、恋人に対しても同じように高いレベルを期待するのは、なかなか難しいこと。
たとえば、ランチの約束をした友達が10分遅れただけで、激怒してしまう。そんなことがあるようなら、ちょっと落ち着きましょう。今は、ストレスを発散する方法を見直すべきときなのかもしれません。
05.
睡眠時間よりも仕事
基本的に完璧主義者であろうとする人は、睡眠時間を削ろうとします。仕事がすべて終わるまで寝ようとしない。あるいは、終わっていても寝る前に仕事のことを考えてしまい眠れなくなることが多いのです。
完璧主義と慢性的な不眠症との関係を調べた研究はいくつもあります。タイプAの性格に見られるのは、ちょっとやりすぎだったり、やる気満々だったり。これにより、過労や気分の浮き沈み、そして日中の集中力散漫といったことに繋がる可能性があります。
だから、もし自分がタイプAの人間なら、何かを終わらせるために、良い睡眠や翌朝の準備をするために、睡眠時間を削るという自ら危険な状態に追い込んでいないか要注意。
06.
「うつ」のサインを
見落としがち
タイプAの性格と精神的な健康との繋がりは、研究によって証明されています。こういったタイプの性格は、情緒不安定やうつ病といった精神疾患のきっかけになりやすいということ。
自分の出した結果に対して厳しく、負けず嫌い。Aタイプの特徴である、いつも周りからの評価を気にしているようなら、精神疾患になりやすいかもしれません。情緒不安定やうつのサインに気がついたら、自分にとって信頼できる人や医療のプロに今すぐ相談してください。きっと、あなたにとってベストなワーク・ライフ・バランスを見つけられるはずですから。