経験も知識もないのに「上から目線」の人にありがちな5つの行動

地位が高いわけでもなく、経験や知識があるわけでもないのに、自分で勘違いして他者への優位を示そうとする人がいます。つまりは「上から目線」ということですが、それにもいくつかのタイプがあります。今回は書籍『バカに見える人の習慣』(樋口裕一・著)より、この5タイプを紹介しましょう。

01.
当事者意識がなく
批評家のように分析をする

shutterstock_124871071_2実績があるわけでもないのに、まるで評論家のような物言いをしたがる人がいる。

社内プロジェクトに失敗したとする。みんなが頭を抱えてどう対応するかを検討している時、その人はまるで自分は当事者でないかのように物事の分析を始めるのだ。

「これに失敗した原因は2つあると思う。第一は、社内の合意の欠如だ。第二に……」などと話す。「初めからこれは無理な計画だったのだ。なぜなら……」などと、まるですべて見通していたかのようなことを言う。

もちろん、それはそれで正しいことも多い。このタイプの人間は知的で分析好きなので、内容そのものは間違っていない。だから、一度や二度なら周囲も関心を持って聞く。けれど、それが三度、四度と続くと、多くの人がいらだち、知的どころか愚かだと判断するようになる。当事者意識の欠如に、誰もが気付くのだ。そして、そのような口調が、仕事を解決するためではなく、自分の頭の良さを示そうとするだけのものだということが分かってくる。

02.
自分が評価していない人を
小馬鹿にする

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このタイプの人は、自分が高く評価していない人間を前にすると、まるで小馬鹿にしたような態度をとってしまう。そして何かを命じられても、「どうですかねえ。そのようなことに何か意味があるんでしょうか」などと言って反抗を示す。

相手が目上であっても「そんなことをしてると、そのうち敵をつくるばかりですよ」などとアドバイスしようとする。

「この部分、このように修正したら、もう少し良くなると思うんですけどねえ」「ここ、こうするほうが良いのでは?」なんて、まるで先輩が後輩に教えるような口調で進言する。時には、まるで先輩が後輩にするように、上司を励ますようなことも言う。

「いやあ、よくできるようになりましたねえ。前回はいろいろと問題点がありましたけど、今回は完璧ですね」などと言って、相手が喜ぶと勘違いしているのだ。

03.
相手が誰であろうと
教えたがる

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たとえば、誰かがある映画の話をしている時、それに出演していた女優が話題になる。すると教えたがりの人は、したり顔でその女優の過去の出演作を教えてくる。ある人が、ある会社の話をすると、その会社の情報を教えてくる。しかも、ずっと前から知っており、自分にとっては常識であるかのような口調で話す。

教えてくれること自体は、時にありがたいこともある。だが、それが続くと押し付けがましくなる。

教えてあげるとは、上に立って無知の人を導くことを意味する。教える側にそのような意図がなくても、教えられる側はそれを感じる。いつもいつも教えていると、教えられる側はうっとうしく思い、上から目線が腹立たしくなる。

04.
勝手な思い込みで
他人にケチをつける

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社内報で誰かが文章を書いて、皆が褒めている。するとこのタイプの人は「たいしたことないよ。これくらい誰だって書けるよ」などと言い出す。誰かが係長に抜擢されたというニュースが広がると、「どうせ失敗して馬脚をあらわすよ」と言う。

けれど、これらの意見は自分で判断しているわけではない。すべて勝手な思い込み、皮肉な憶測で決めつけているに過ぎない。さらにはそこに嫉妬も混じっているから、余計に愚かだ。脚光を浴びていない自分を不甲斐なく思い、光の当たっている人を苦々しく思っている。そうなると、そのスターの幸せの報道すべてに水を差したくなるのだ。

05.
他人のミスを
異常なまでに攻撃する

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若い社員が敬語の使い方を間違えたら、ここぞとばかりに「君、失礼じゃないか。なぜ私にそんな言い方をするのか」などと食ってかかる。冗談めいた言い方をしたり、皮肉な言い方をすることもあるが、そこに本音がのぞいていたりする。

もちろん、冗談として話を弾ませるために語っているのならいい。あるいは教育的な効果を狙っているとしたら、多少うっとうしくても仕方ないだろう。だが、そうではないことが多い。

ひどい人になると、相手の落ち度を待ち構え、時には罠にかけてミスを誘っておいて、難癖をつけて自分の意思を通す。こうしてパワハラを行ったり、「なんだ、俺にそんな言葉使いをするのか。そんな奴らと一緒に仕事できないよ。契約を見直させてもらう」というように、仕事を有利に運んだりする。このようなやり方はあまりに悪質であり、それを続けていると悪評が立ち、近いうちに大きなしっぺ返しを受けるだろう。

バカに見える人の習慣

バカに見える人の習慣~知性を疑われる60のこと~(著:樋口 裕一)

本人も気づかないうちに、その人の“知性”を損ねていた「バカの素(もと)」は何か? 小論文指導の第一人者にして、250万部のミリオンセラー『頭がいい人、悪い人の話し方』の著者が教える、近ごろ目立つ「バカに見える行動」から逆説的に学ぶ知的習慣のヒント。

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