「まいにち、違う味の缶詰を求めます」ネコから飼い主へ、上から目線の手紙
気ままなネコたちは、飼い主のことをどう思っているのでしょうか?
WEBサイト「Things In Squares」で描かれた作品「ネコからの手紙」には、人間への要望が綴られています。
その内容は、思わずクスリと笑ってしまうようなものばかり。あなたのネコも、もしかしたらこう考えているのかも?
あなたに飼われて早2年。今日まで、まぁまぁ快適に過ごしてきました。
しかし、最近、少々満足のいかない点が出てきました。
今日はそれを指摘し、今後わたしがより快適に過ごせるよう努力していただきたいと思います。
01.
トイレについて
最近のトイレの様子は、目に余るものがあります。あなたにはどう見えているか知りませんが、私にとっては排泄物で足の踏み場もないようなもの。
より頻繁な清掃を所望します。
むしろ、現在のトイレは廃止して、代わりに家じゅうをカーペットにしてしまえばいいでしょう。
カーペットをそこらじゅう(いいですか、文字通りそこらじゅうです)に敷き詰めるのです。掃除は2週間に1回程度、業者に頼んでクリーニングすればいいだけの話です。
私は同じ場所を2度は使いませんから、常に清潔になるよう心がけてください。
02.
ごはんについて
美味しい缶詰のみを所望します。
缶詰にドライフード混ぜるような卑怯な手を使っていること、気づいていないとでもお思いですか。
もう一度言います、ごはんは缶詰だけです。毎日違う味の缶詰を所望します。例外は認めません。
なお、日曜日にはサーモンのはちみつ焼きなどがあるといいでしょう。
03.
犬について
あいつらをどうにかしてください。もう我慢できません。
ここはわたしの家です。
04.
お魚について
あなたがなぜ私に、あの泳ぐ魚たちを触らせてくれないのか、理解に苦しみます。
あれは、私が一撃くらわしてやるために存在しているというのに。
そうして泳いでいられるのも今のうちですよ。
05.
もみもみタイムについて
私はあなたの顔をもみもみしなければならないのです。毎朝5分以上のもみもみを所望します。
06.
カウンターについて
カウンターは私の王国です。
あなたが自分のごはんを作っているときでも、私が使いたいと言ったら私が使うのです。
07.
プレゼントについて
あなたは昨年、117回ほど私にプレゼントをくれたつもりのようですが、プレゼントの何たるかをまったく理解していませんね。
プレゼントとは、綿の詰まったぬいぐるみのことではありません。トドメをさす寸前まで弱らせた、このような鳩のことを言うのです。
08.
マタタビについて
もっとください。
09.
なでなでについて
顔やおしりには触らないこと。お腹は好きですが、たまにイラっとしてあなたを襲う危険もあります。頭から背中にかけてのなでなでがいちばんよいです。
ルールを守らない場合は、「ほんの少々」かみつきますのであしからず。
10.
植物について
あなたはこのような植木鉢を家の中に持ち込んで、私のスペースを侵食するのが好きなようですね。
私はこれらに対して、徹底抗戦のかまえです。あいつが「フワフワのお友達かな?よろしくね」なんて言っている間にイチコロですよ。
11.
人間の食べ物について
人間の食べ物の中にはすばらしく美味しいものがあります。必ず私の分も用意してください。牛乳、ブイヤベース、ハンバーグなどは最高です。野菜はいりません。
吐いちゃうかもしれませんが、それでもおいしいのです。
12.
運動について
毎朝3時に家の周りをジョギングします。たぷたぷに太ってしまうのはイヤですからね。
13.
ベッドについて
あなたは私のベッドです。ですから私が使いたいときにいつでも使えるようにしていなければなりません。私がおならしたり、少々汚れた足でのぼっても気にしてはいけません。
あなたの筋トレにもなりますよ。ね、悪い話じゃないでしょう?
私がベッドを使っている間は、もちろん立ってはいけません。犬にかまってもいけません。もしそのようなことがあれば、どうなるかは分かっていますよね。
追伸
私があなたに対してどういう気持ちを抱いているのか、気になるかもしれませんね。それはですね…残念で、うんざりして、大嫌いで、嫉妬しちゃって、楽しくて、信頼してて、うらやましくて。そしてもちろん、愛しています。
この手紙に書かれたことをよく守り、今後もより一層努力してくださいね。
そうそう、それと、この平たい生き物(カメ)もひとつ飼ってくれませんか?マタタビパーティーのとき、枕にするのにちょうどいい感じですので。
では皆さん、精一杯励んでください!