都会で「スローライフ」をおくる上で気をつけたい5つのこと
ゆったりと自分の人生を楽しみ、生活の質を重視する「スローライフ」という考え方。慌ただしく時間に追われる日々から卒業して、丁寧な暮らしをしようと思ってみても、都会ではそんな決意をくじくような誘惑がいっぱい。
ここでは、都会でスローライフ実践で気をつけるべきポイントを紹介いたします。
1.
物欲を掻き立てられる
ディスプレイの誘惑…
季節を先取りした、きらびやかなディスプレイが街を演出する都会。まだ寒い冬に、春を迎える華やかな淡い色を使ったコーディネート。それらはとても魅力的に見え、新しい季節のために服や生活品を買いたくなってしまいますよね。こうしたディスプレイを見なければ買う予定もなかったものでも…つい買ってしまう。これだって都会ならではの誘惑ですよね。
でも物質主義、消費社会から離れて自分のペースを作るのがスローライフ。本当に必要なものは何なのか、ちょっと立ち止まって考えてみましょう。
2.
「心地いい生活」は、
モノを増やすことじゃない
「スローライフ」や「ロハス」を提唱するコンセプトショップが街にはひしめいています。書店に行けば、心地いい暮らしを集めた書籍フェア、セレクトショップでは「作り手が見える」品物の数々。スローライフにあこがれる人にとっては、これらを手に入れいざ、「心地いい」を実践してみたくなりますよね。
だけど、モノから始めるスローライフは本末転倒。まずは自分の心に余裕を作って、心の中から“らしい”生活を始めましょう。
3.
限られた自然をいかに楽しむか
たとえば、森の中で肌を通り過ぎる風を感じたり、ふかふかした土の感触を手にすること。都会で暮らしているがゆえに、自然のぬくもりから遠ざかってしまうこともあるでしょう。もちろん、高層ビルの間にも自然はあります。だけど、ゆったり森林浴という訳には、なかなかいきません。
都会で自然を満喫するには、ちょっとしたテクニックが必要。いくら混雑していたり、喧騒があったとしても、自分をコントロールして自然にとけ込む工夫を見つけることです。
4.
周囲の誘惑に
自分のスタイルを見失いがち
友人にもさまざまなタイプがいると思います。「バーゲン命」だったり、「暴飲暴食がストレス発散法」だったり、週末は「クラブとバーを梯子」だったり。スローライフとは、真逆のようなライフスタイルを送る友人だっているはず。では、あなたは?
自分が送りたいと思うスタイルをかき乱されてしまう、そんな誘惑だってあるはず。そもそも、都会でスローライフは絵に描いた餅なのか。
ですが、ここは「自分は自分」のスタンスを。自宅に戻れば、ゆったり過ごすなど、心地いい生活を作り上げていく努力ができれば、自分なりのスローライフを築き上げることはきっとできます。
5.
喧騒や他人の歩幅に
自分を見失いそうになる
毎日の満員電車、次の打ち合わせが間に合わないから急いでタクシーを拾う、帰社したらデスクワークが山積み。仕事が終わらないまま自宅に持ち帰り仕事で、疲れが取れずにまた出社…。そんな日々を送る人々で溢れています。
そんな状況では、ゆったり丁寧な暮らしを始める気力も出てこないかもしれません。それは体だけでなく、心の疲労にもつながります。
それでも、ただ飲み込まれているだけでは、生活は何も変わりません。そこから一歩踏み出して、周りを見回して、自分のペースを整え、あなたなりの歩幅でいきましょう。都会でスローライフを体現するにはこれ。自分の人生を充実させることができるはずです。