捨てられないあなたヘ。少しづつモノを手放す、「プチミニマリスト」からはじめてみませんか?
最低限のものしか持たない「ミニマリスト」という生き方が話題になっています。これまでは物欲まみれで、モノに囲まれて生活してきたけれど、近頃どうも満足しない…というあなた。ミニマリストの要素を少しづつ取り入れる方法を紹介します。
自分が一番「必要なもの」を残す
街には物が溢れていて、見ているだけで「あれが欲しい、これも欲しい」とどんどん欲求が高まってしまいます。新しい物を手にいれるたびに生活は楽しくなるように思われますが、実際はどうでしょう。欲しいという感情だけで購入した結果、部屋の中は物で溢れかえってはいませんか?
いつか使うかも、いつか見るかも、と長い間手にしていない物、それは自分にとって本当に必要でしょうか。生活からムダを削ぎ落とすために、自分にとって最も必要な物を見つめなおす事は、シンプルに、丁寧に自分の人生を生きていくための第一歩です。
最低限必要な家具や家電、食器を選んで、何年も手にしていない物は処分してみるのもいいでしょう。いきなりミニマリストのように部屋のものを最小限に抑えるのは難しいと思います。一番必要なものは何かを見極め、少しでも物が整理できればいいのです。一番必要なものがわかってきたら、プチ・ミニマリストとしてのスタートでしょう。
自分が一番「好きなもの」を残す
毎年の流行や新作など素敵な服はどんどん欲しくなって買ってしまいますよね。でも、クローゼットで実際に手が伸びるのはいつも同じ、本当に気に入っている服。あれこれ違う服をとっかえひっかえ着て毎年何着も買い足すよりも、本当に一番好きで自分に似合うお気に入りを最小限持っている方がシンプルでベストな生活ができるものです。
例えば、上質な白いシャツに黒のニット。丈夫で洗練されたジーンズに肌触りのいいシルクや綿の下着。季節に合わせたコートや上着。高価でも上質な物にこだわり、自分の好きなものにブレない自分でいる。それだけで満たされた気持ちがし、軽やかな気分になるでしょう。やはり、高価な物は大切にしますし、長持ちなので、ムダがなくなりますよ。
自分にとっての「一生もの」を選ぶ
服だけでなく、食器やインテリア、雑貨、日用品…全ての物を「一生使う」という意識で購入しましょう。そうすれば、余計な物には目がいかず、自然にムダな物は買わないようになります。
「とりあえず買う」という心は捨て、全ての物は自分のパートナーとして側に置くようにすると、シンプルながらに満足した生き方ができるでしょう。タオル1枚、ボールペン1本、食器ひとつにしても「自分にとっての一点物」を探してみてはいかがでしょうか。物に対する意識を変えることで感性も磨かれ、あなた自身も一点物の上質な人間になれるかもしれません。
物をたくさん持っていることが、豊かな生活に直結するわけではありません。自分にとって「一番」を見極めて足るを知る。物に感謝し、自分の心も整理してみましょう。