「やっぱり、物に囲まれてる方が好き」な人の3つの本音。

本屋で見ない日はない「ミニマリスト」や「断捨離」の文字。でも絶対いると思うんです。断捨離反対派さん。ものに囲まれて幸せを感じちゃうこのタイプ、最近肩身狭くない?

巷で流行りの断捨離について、支持する本はもう山ほどあるので、こんどは3つの視点から「反・断捨離」を弁護したい。超個人的見解だけれど、「あるある〜」って、思ってくれる人もいるハズです。

「モノある暮らし」は
いいモンだ。

01.
好きなものに囲まれているだけで幸せ

私の部屋はハッキリ言ってモノが多いのです。でも、そのどれもが「好きな」もの。本も雑貨もアクセサリーもポスターもクッションも謎の置物も洋服も、自分なりに「これだ!」と、“運命の出会い”を果たしたものだけをかき集めているのです。

言うなれば、この部屋は、この広い広い世界の中の、自分が好きな部分を可能な限り結集させた「好きの結晶」。そんな訳で、部屋にいるだけでいつでも幸せになれるのです。これってとっても貴重なことでは?この世のどこを探したって、足を踏み入れるだけで気分を最高にしてくれる場所なんてここしかありえません。

どうしても諦められない「好き」を集めた宝石箱に、たとえ自分からみてだけだとしても、とびきりの価値がないはずはないのです。

02.
年月を超えたロマンを味わう

自分でお金を稼ぐようになって、ついに子どもの頃読んでいたお気に入りの児童書まで買い集め始めました。

大人になって買っても…と思う人もいるかもしれませんが、その本は今の自分を形作ってくれた大事な「もと」なのですから、今だって大切にしたいのです。私の中にいる「子ども」の部分は、まだそれを好きなのですし。

しかもそれらを思い出せる限り読んだ順に本棚に並べて行くと、まるで「自分」の成分表示を見ているような気になり、壮観です。昔のことを思い出したり、次は何を読もうかなと考えたり。

他にも、使い終わったスケジュール帳も数年分はとっておいています。昔のものをパラパラめくると、そこにいる昔の自分はまるで全然知らない人間のようで、その生々しい日常や体温が感じられてオススメです。忘れていたことも写真の数十倍鮮烈に思い出されます。

これからのことを考えるには、常に自分の居場所を再確認することが必要。そのためには、たまには過去を振り返ってしみじみするのも大事です。そんな時、ものを取っておくと時間の流れとそのロマンを肌で感じられますよ

03.
どう置くか?何を飾るか?は自己表現

「汚い机は頭の中が散らかっている証拠だというなら、空っぽな机は何の証拠になると思う?」 

これはアインシュタインの名言ですが、部屋にも言えるとは思いません?部屋という真っさらな空間を自分でどう飾り付けて行くか、何をどこにどうおくかには、自分というものが映し出されているんじゃないだろうか、って。

人にもらったものを置けば、その人が自分にとって少しだけ身近になる気もしますし、積みっぱなしで読まれるのを待っている本だって、あなたの興味の方向を身を以て示してくれています。モデルルームみたいな「模範的」な家も良いけれど、仲良くなりたい人を招くならなおさら、もっと「自分」を部屋に映しても良いのでは。

人間だもの。部屋も心も、いろんなものが入り混じって、多少は散らかってたって良いじゃないか。

TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。