「京の意匠×サウンド・アート」、暮らしに溶け込む音のインテリア

京都の伝統技術とサウンド・アートの融合により、なにげない日常の時間と空間を調和し、心地よいゆらぎを生み出す音のインテリア「Synclee（シンクリー）」が誕生した。

サウンドアーティストの江島和臣・武田真彦と、京仏具のおりんを製作する工房が手がける新ブランド「LinNe」がタッグを組んで2020年に発表されたサウンド・インスタレーション作品『CYCLEE』を、リラクゼーションや日常生活に取り入れたいという反響から生まれた同プロダクト。

新たに京指物の技術を持つアトリエ「Bench Work Tatenui」が加わり、3者の共同開発で環境に溶け込む音のインテリア「Synclee」の開発に至った。

ボディは素材に檜を使用し、京指物の加工技術を使い緻密な精度で組み合わされた繊細で雅な佇まい。アナログの機材に触れるような感覚で、ターンテーブルを操作できる。

上に乗せるおりんは、マグネットにより簡単に取り付け／取り外しが可能で、気分に合わせて好みの音色や音の数、音のなるタイミングをアレンジして楽しめる仕様になっている。

「Synclee」のランダムに響く美しい音色は周囲の環境に溶け込み、空間に“気づき”を与えるだろう。

この心地よい音と空間を体感できる特別な展示会・受注会が、来週から京都「 kumagusuku」と東京「SHUTL」にて順次開催される。アートと伝統の融合を感じられるいい機会になりそうだ。

『Synclee』
【サイズ】W400×D240×H74mm
【重さ】3.7kg

【展示会・受注会】
■KYOTO kumagusuku
会期｜2023年11月16日（木）～2023年11月19日（日）
開催時間｜11:00～17:00（土・日～18:00）
住所｜京都市中京区壬生馬場町37-3

■TOKYO SHUTL
会期｜2023年11月23日（木・祝）～2023年11月26日（日）
開催時間｜13:00～19:00
ミニライブ｜2023年11月25日（土）17:00～
住所｜東京都中央区築地4-1-8