「時間がない」が口グセの人に共通する5つのこと
1日24時間。それは誰にとっても同じことなのに、使い方が上手な人と下手な人がいるのはどうして?
ここでは、書籍『なぜ一流は「その時間」を作り出せるのか(著:石田淳)』から、そんな時間がない人の思考パターンをピックアップしました。
ひとつでも当てはまる項目があった人は、時間の使い方を見直しましょう。
01.
プライベートの時間が
確保できていない
毎日残業続きで、夜遅く一人暮らしのアパートに帰宅。もうヘトヘトでいつの間にか眠ってしまった。早起きをして、本を読んだり、資格試験の勉強をしたり、ジョギングしたり…、やろうやろうと思っているのに、体力も気力も残っていない。連日こんな調子でああどうしよう。改善の兆しすらない…。
こんな経験、あなたにも身に覚えがありませんか?
02.
「一流は多くを器用にこなせる人」
と勘違いしている
世界一忙しい人に含まれるであろうオバマ米大統領は、激務の合間を縫って、毎朝ランニングを欠かさないそう。「自分の時間」もキッチリ確保できる人がいる一方、いつも「時間がない」と嘆いてしまう自分がいる。
この差って一体何?
一般的に、「一流の人ほど多くのことを器用にこなしている」という印象があります。しかし、実際はその逆。デキる人ほど、「これはやらない」と線引きができているのです。だからこそ、時間の使い方にムダがなく、本当にやるべきことをやる時間を確保できるのです。
03.
優先順位が低いものを
思い切って削れない
GMOインターネット(株)の熊谷正寿社長は、このような興味深い習慣を持っています。
それは、1週間分の服のコーディネートを人に選んでもらう、です。そうすれば「今日は何を着ようか?」と迷わない。時間も短縮できて、悩み迷うことのストレスもゼロ!優先順位が低いものを削り、重要なものを生かすという、思い切りの良さも時には肝心。時間のトレードオフが必要なんです!
04.
「死んでいる時間」の存在を
自覚できない
我々の生活の中には、一見必要なことにも、ムダが潜んでいるもの。たとえば、ビジネスマンがメールの内容を考えるだけで10分も20分も割いてしまったり、忙しい主婦なら、毎食ごとに食材を買って、一から調理するのは非効率的。
しかし、「ちゃんと働いている」「きちんとこなしている」と錯覚してしまい、「死んでいる」とは自覚しにくいのです。今一度、「死んでいる時間」を探してみましょう!
05.
“やる気”と“根性”で
何とかなると信じている
「行動科学マネジメント」を用いたセルフ・マネジメントとは、「すべての結果は行動の蓄積である」という考え。
たとえば、ダイエットしようと決めたあなた。実現できるかどうかに必要なのは、やる気?根性?いいえ、目標に到達するまでの「行動」なのです。目標達成のために必要な行動を徹底的に分解して、誰でも再現できる形にするのが、「行動科学マネジメント」。これって、裏を返せば、行動を「知る」だけでOK。
つまり、やる気や頑張り具合に関係なく、いつ、どこで、誰がやっても、同じ結果が出せるのです。
「どんな人が試しても、同じ結果を引き出せる」と全米の一流企業で話題になったマネジメント手法を日本人向けに改良した「行動科学マネジメント」の第一人者が、科学的かつ具体的な“時間の増やし方”を伝授。