残業が減らない人がやっている「5つのNG習慣」

時間をムダ使いしているとわかっていても、無意識のうちに余計な行動をとってしまうってことありませんか?そんな、ムダをなくすためには、“遠回りな行動”について自覚することからはじめましょう。

ここでは書籍『なぜ一流は「その時間」を作り出せるのか』から、その5つの行動を紹介します。

01.
気づいたら
ネットサーフィンしている、
食べ過ぎている

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人は自らの行動を見直すとき、2つのパターンが存在すると行動科学マネジメントは定義しています。それは、「不足行動を増やす」と「過剰行動を減らす」です。前者は、たとえば「英会話を学びたい」といった「良い行動」を増やそうというもの。後者は「気づいたらネットサーフィンしている」「食べ過ぎる」といった「悪い行動」を減らしていくもの。まずは、身近な「悪い行動」を自覚しましょう。

02.
イヤな仕事から逃げたくて、
簡単な作業に手を出す

面倒な仕事があってなかなか重い腰が上がらないときに限って、関係のない資料を読んだり、メールチェックを始めてしまうって経験ありませんか?こうした余計な行動、つまり「ライバル行動」を封じ込めるにはどうしたらいいでしょうか?一番確実な方法として、それを誘発するものは、目の届かないところに置くこと。ライバル行動に手を出すと、その瞬間は満足感を得られますが、結局、面倒な仕事は先延ばしされ、あなたを苦しめることになるのです。

03.
部屋、デスク、カバン…
身の回りが散らかっている

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モノを探している時間ってもったいないと思いませんか?それならば、身の回りを片付ける癖をつけちゃいましょう!片付けを阻む「ライバル行動」を封じ込めるためには、なにをどこに置くかを決めてしまうこと。考える間もなく「そこにしまう」を習慣化してしまえばいい。使用頻度が高いものから順に、手に取りやすいところに置いていきます。上司に「あの書類、すぐ出せる?」と聞かれて、即座に渡せれば印象もアップ。「片付ければ良い結果が得られる」という実感をつかんでいきましょう!

04.
“予定のために時間を空ける”ではなく、
“時間ができたら行動する”

映画やライブを観に行くのが趣味のAさん。忙しい合間をぬって、なんとか時間を作り出せても、なぜか「時間が合わない」という理由で実行できていません。これは、相変わらず「やりたいこと」ができない典型的な例です。ここで大事なのは、時間ができてから「これをしよう」ではなく、「やりたいことをやるために、いつ時間を空けるか」を先回りすること。つまり、ほかのスケジュールを組む前に、「やりたいこと」の予定を入れ込んでしまうのです。

05.
急に入った予定に流されて
プライベートが後回しに

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「今日から1日30分、英語を勉強しよう」と決めたのに、仕事や用事に押し流されて、結局できずじまい。この場合、先延ばしになったのは「自分の意志が弱いから」でしょうか?いいえ、意志とは関係ないのです。本当に問題なのは、いつ、どこでやるのか、具体的な計画に落とし込めていないことです。「明日の朝は勉強しよう」であれば、前日の残業は適度に切り上げる、「ランチタイムを使おう」であれば、同僚の誘いは断ることです。

なぜ一流は「その時間」を作り出せるのか

なぜ一流は「その時間」を作り出せるのか(著:石田淳)

「どんな人が試しても、同じ結果を引き出せる」と全米の一流企業で話題になったマネジメント手法を日本人向けに改良した「行動科学マネジメント」の第一人者が、科学的かつ具体的な“時間の増やし方”を伝授。

TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。