超一流に学ぶ、「ひとり時間」の過ごし方

仕事柄、私は今まで一流と呼ばれる多くの人々と会ってきた。また、私の学生時代からの友人もさまざまな業界で活躍している。そういう人と接するときにいつも聞いていたのは、「どんな休息を取って、高いパフォーマンスを発揮しているのか?」ということだ。

ここでは自著『超一流の超休息術』から、一流の「ひとり時間の過ごし方」をピックアップして紹介する。ひとりの時間をいかに使うかが、仕事のクオリティを左右するのだ。

01.
過去のすばらしい思い出に浸り
心の安らぎを得る

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仕事がつらい。じっくり休んだつもりでも、疲れが取れない。そんなときは自分の中にある「過去の産物に頼り、休息する」のだ。過去の産物とはズバリ、これまでの人生で心から楽しかったこと。心から安らいだ瞬間を思い出して、それに浸るということだ。

いい本を執筆できたこと、クルーザーを運転した爽快感、学生時代にパーティーを主催して完全燃焼したこと。こうしたことを思い出す。そうするだけで、まるでお酒を飲んで酔うがごとく、頭の中に快楽の感覚が巡りだす。これが、思い出で自分の心を救うという方法。

仕事に向かう気分を高めるために、過去のいい思い出を引っ張り出すことは、大変効果的なのだ。

02.
知らない街で
新しい自分に生まれ変わる

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心のモヤモヤをなくしたい。心の休息時間をつくりたい。

そう思ったら、知らない街に行って、ふらっと気が向くままにお店に立ち寄り、人に話しかけてみるといい。そうするだけで、あなたにこびりついてストレスの原因を、頭の隅に追いやることができるのだ。

知らない街で知らない人と会話をするときは、ある種の集中力を要する。一瞬一瞬のコミュニケーションに没頭する必要がある。その瞬間に、新しい自分に生まれ変わる。いつも同じような人と同じような場所でコミュニケーションを取っていても、心に新鮮な風は吹かない。あなたのことを全く知らない人と、いつもならしないような会話をしてみる。この緊張感こそが大切なのである。

03.
心配事は一旦忘れて
気軽に過ごす

あなたは「忘れる技術」を持っているだろうか。煩わしいこと、悩みの原因となるもの、あるいは遂行しなければいけない職務などの「心配事」を忘れることはとても大切だ。仕事で致命傷を負うほどでもないのであれば、極限まで煩わしいことは「忘却する」に限る。

酒を飲む、友人と電話で会話する、スポーツジムに行く、好きな映画を見る、ゲームをする、うまい物を食べる。都合の悪いことは忘れよう。これこそが究極の休息法なのである。一流と呼ばれる人は、忘れることが非常にうまい。嫌なことと付き合わないと初めから決めているのだ。何事も真面目に考えすぎないことだ。気楽に生きることも、仕事に没頭するためには必要なのである。

04.
読書で問題解決の
ヒントを得る

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読書をすることで、心に栄養を補給する。ここで大切なポイントをひとつ。それは、心の疲れを癒すのに効果的な本をピンポイントで選ぶということ。自分を癒すことにつながらない本を読んでも、かえって疲れてしまうから気をつけたいところだ。今のあなたの状態にぴったり合った本を探せるか。これが重要だ。

私の場合は、自分の抱えている問題を明確にしてから、書店を約10分で1周する。そのときにタイトルをチェックしていく。次に、気になる本がある場所へ行き、1冊ずつ前書きと目次を読む。問題解決に有意義なことが書かれていた場合は、その本を買う。そしてその日のうちにナナメ読みをして、エッセンスを抜き出し、問題解決に生かす。

教養のための読書ではなく、問題解決のための読書である。そうして心の休息を取るのである。

05.
朝5時に起きて
早く仕事を終わらせる

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やることに追われている心理状態が、心を疲れさせることがある。就業時間が終わりに近づいても仕事が終わらない。そんな日の1日の終わりは決まって「今日の自分もダメだった」となる。これがモヤモヤした疲れを心に残す原因となるのだ。

こうならないための究極の休息法がある。それは、早起きして「やるべきこと」を前倒しするという休息法だ。朝5時に起きて、仕事でも勉強でもやるべきことを前倒しで始める。

「今日はすごく仕事が進んだ!すでに1日のノルマを果たしたんじゃないか?」

そう思って時刻を見ると、まだ朝の7時。この瞬間の快感と安堵感は極上である。究極の希望と、究極の休息は、朝に作られるのである。

06.
自分で自分を
抱き締めてあげる

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疲れ切ったときは、自分自身を抱き締めてみよう。自分をこう労うのである。

「おつかれさま!よく頑張ったね」

そして、何度も何度も深呼吸をしてみる。もちろん公衆の面前やカフェなどでやったら気味悪がられるが、自分の部屋でやれば問題ない。自分をしっかり抱きしめたら、次に両手で両腕、両もも、両ひざをさすってみるのだ。何度もさする。そして深呼吸する。

すると不思議なことが起きる。何か大きな力に褒められ、労われ、そして癒されているような気分になるのだ。呼吸も深くなり、誰かに守られているような暖かい気分になる。究極の心の休息状態を得ることができるのだ。

頭は優しくされた記憶をきちんと残している。自分の頑張りを自分で労わってあげる。こうすることで、自分という存在の大切さも認識でき、自分に自信を持つこともできるのだ。

07.
映画のクライマックスシーンを見て
思い切り涙を流す

精神も体も何もかも張りつめてしまい、疲労困憊。かといって眠いわけでもない。それでいて、デスクを離れられない。そんなそきに効果的なのが、「泣ける映画のクライマックスシーンを見る」という休息法だ。涙腺も思考回路も緩んで、硬くなった思考回路が自然に緩んでいくのを感じる。情動によって出る涙は、抗ストレスの能力を持つと言われている。

ストレス状態は交感神経の緊張が高いということ。涙を流すことで手っ取り早く副交感神経を優位にし、リラックスすることができるのだ。ポイントはクライマックスシーンを見るということ。一番盛り上がっているところだけを見ることで、短時間でリラックスすることができる。ぜひ試してみてほしい。

08.
夜の街を徘徊して
冒険気分を味わう

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「体は重いし、でも眠れなさそうだし…」
そんな夜の憂鬱さといったら何物にも例えがたい。酒を飲むのもいいが、毒をめぐらせるように眠り、翌朝重い体でうめきながら起きる酒はよくない。

そんなときは、思い切って「その場」から飛び出すことをおすすめしたい。そしてひとりで夜の街に飛び出し、自分のペースで徘徊するのだ。そうするだけで、ヘドロのようにこびりついた憂鬱な疲れが、ほんの1時間で吹き飛ぶ。重かった体が、嘘のように軽くなる。

この夜の徘徊がリフレッシュに効果的な理由は、街に出ることにより、ある種の警戒心理、冒険心理が芽生えるからである。翌朝、起きてすぐノートパソコンを開き、仕事をしてみる。そのときの滑り出すような仕事の快調ぶりはクセになる。

超一流の超休息術
コンテンツ提供元:ワニブックス

潮凪洋介/Yosuke Shionagi

株式会社ハートランド代表取締役。エッセイスト、作家、講演家、イベントプロデューサーとして幅広く活躍中。「自分流の人生の作り方」「恋愛活性化・少子化問題」などをメインテーマとして執筆・講演を行う。これまでに50冊の書籍を書き下ろしている。文化人・文章力養成学校である潮凪道場では年間800回以上のレッスンを実施。その傍ら、趣味のキックボクシング、クルージング、サーフィン、家族とのアウトドア遊びも楽しむライフスタイルを送っている。

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