「ソロ充」は古い!いま求められるのは、 自分と向き合う「ソロ時間」術

「毎日忙しすぎて、自分の時間なんてない……」そんなふうに感じているあなたも、87%もの人が「もっとひとりの時間が欲しい」と願っているという事実を知ったら、少しは気が楽になるだろうか。

コロナ禍を経ても変わらない?
7割が実感する「ソロ時間」の存在

マーケティング・リサーチ会社「株式会社クロス・マーケティング」が、全国47都道府県に在住する20~69歳の男女2,500人を対象に実施した「おひとりさま消費に関する調査(2024年)」調査によると、7割以上の人が平日に「ひとりの時間」を確保しているという。

いっぽうで、休日よりも平日の「ひとりの時間」が少ない傾向にあることや、20~40代は他の世代に比べて「ひとりの時間」が少ないという点は、現代社会の忙しさを反映していると言えるだろう。

©株式会社クロス・マーケティング

では、人々は貴重な「ひとりの時間」をどのように過ごしているのだろうか。同調査でもっとも多かったのは「家でのんびり/ゆっくり過ごす」という回答。具体的な内容としては、「何もしないで過ごす」「テレビや映画などの動画を見る」「動画配信サービスを視聴する」「ゲームをする」「SNSをする」などが挙げられている。

近年注目されている「ソロ活」ブームの影響もあり、「ひとりカラオケ」「一人旅」「ソロキャンプ」といったアクティブな過ごし方を選ぶ人も増えているようだ。

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「ながらソロ」から「ソロ活」へ
進化するソロ時間の過ごし方

興味深いのは、同調査で「ひとりの時間」のメリットとして「自分のペースでいられる」以外に、「ストレス解消になる」「自由を味わえる」といった意見が多く挙がっている点だ。

これは、現代社会において、「ひとりの時間」が単なる休息時間以上の意味を持ち始めていることを示唆しているのかもしれない。自分と向き合い、本当にやりたいことを探求する。あるいは、デジタルから離れて心をリフレッシュする。

「ひとりの時間」は、そんな、あなただけの可能性を広げるための貴重な時間になりつつあるのではないだろうか。

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おひとりさま消費に関する調査(2024年)調査概要』

【調査手法】インターネットリサーチ
【調査地域】全国47都道府県
【調査対象】20~69歳の男女
【調査期間】2024年11月8日(金)~10日(日)、2022年:11月28日(月)〜29日(火)
【有効回答数】本調査2,500サンプル
※調査結果は、端数処理のため構成比が100%にならない場合があります

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