リタイア後の「第2の人生」は、コスタリカがおすすめらしい

物価上昇が止まらない昨今。5年ほど前まで「老後資金は2000万円必要」といった算出があったが、最近ではその数字も跳ね上がり、単身者で3000万円を超えるとの予測も聞く。

そんな状況にあってか、リタイア後に物価の安い国へ移住を検討する人々も少なくないようだ。

海外移住を紹介するメディア「International Living」によると、いま、リタイア後に海外へと移住するハードルはかつてないほどに下がっているんだとか。彼らが独自にまとめた「Annual Global Retirement Index」には、生活環境、物価、医療、親しみやすさなどを採点し集計。そこから、リタイア後の生活に適した国をランキング形式で紹介している。

1位に選出されたのはコスタリカ。比較的物価が安く、一年を通して気候が安定していること、また医療制度の充実などが理由に挙げられた。

2位はポルトガル。なんでも移住のしやすさで北米人に人気の国だそう。自然の豊かさ、穏やかな気候、ヨーロッパ各国へのアクセスの良さなどが挙げられている。

3位はメキシコ。リーズナブルな生活費、医療費の安さ、さらには美しいビーチに美味しい料理などで高ポイントを獲得。

地理的環境をふくめ、多分に欧米指向であることは否めないが……以下、パナマ、スペイン、エクアドル、ギリシア、マレーシア、フランス、コロンビアと続くTOP10。

さて、海外移住と聞くと、非現実的だと感じる人も少なくないかもしれない。ましてやリタイア後の第二の人生ともなれば尚のこと。このまま物価上昇がどこまで続くかはわからない。ただ、グローバル化が進む今の時代、“終のすみか”は必ずしも生まれた国とも限らないのかもしれない。

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