SNSで出会った友人とリアルで会うのは、抵抗がある?【Z世代のホンネ調査】
スマホを開けば、そこには無数の友達との繋がり。デジタルネイティブ世代にとって、SNSは今や当たり前のコミュニケーションツールだ。
しかし、画面越しの「友達」は、本当に「友達」と呼べる存在なのだろうか……?
7割のZ世代が感じる、
SNS上の友人に抱く意外な本音
「株式会社RECCOO」が運営する、Z世代向けリサーチサービス「サークルアップ」。今年11月、現役大学生200名を対象に実施された「SNSとリアルの線引き」に関する調査結果が、現代の若者たちの意外な価値観を浮き彫りにした。
なんと、調査対象の大学生のうち、約7割が「SNS(出会い系アプリを除く)で出会った友人と対面で会うことに抵抗がある」と回答。
「実際に対面であったことはないSNS上での友人はいますか」との問いに対しても、36%が「いる」と回答したいっぽうで、「SNSで出会った友人と、実際に対面で会ったことがありますか」との質問には、67%が「全くない」と回答している。
この結果から、Z世代にとってSNS上の繋がりは、あくまでもデジタル空間内に留まるもの、という意識が強いことがうかがえる。
新たな出会いを求め
オンラインからリアルへの橋渡し
いっぽう、同調査では「対面で会うことを目的に、SNSで人と仲良くなろうとしたことがある」と回答した学生も27%存在することが明らかになっている。 これは、必ずしもすべてのZ世代がオンラインとオフラインを完全に切り離しているわけではなく、むしろオンラインをきっかけに、リアルな関係へと発展させたいと考える層も一定数存在することを示している。
実際に、趣味や関心の共通点が多い相手であれば、オンライン上でのやり取りを通じて心理的な距離を縮め、安心感を得た上で実際に会うというケースも少なくない。 オンラインでの出会いを「リアルな人間関係構築の第一歩」と捉えているZ世代もいるのだ。
オンラインとオフラインが共存していく未来へ
SNSは、現代社会においてもはや欠かせないコミュニケーションツールとなっている。 デジタルネイティブ世代であるZ世代は、その利便性とリスクを冷静に見極めながら、オンラインとオフラインの境界線を柔軟に生きていると言えるだろう。
SNSでの出会いをきっかけに、リアルな人間関係へと発展させていくためには、相手との適切な距離感を保ちながら、誠実なコミュニケーションを心がけることが重要だ。
👀GenZ’s eye👀
確かに自分にはオンライン上で出会った友人はいない。Z世代はデジタルネイティブであるがゆえに、オンライン上での警戒心も特に強い印象がある。
パンデミックからようやく解き放たれたZ世代にとって、これまで以上にリアルの出会いに価値が出てきたのではないだろうか。